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【無料公開】森保監督「経験の浅い選手に手応えを感じた」ボリビア戦会見(2019年3月26日@神戸)

<登壇者>

日本代表 森保一監督

──戦力の底上げが大きなテーマだったと思うが、手応えと「もっとやれる」という思いはあるか?

森保 コロンビア戦から選手を総入れ替えして、この試合に臨みました。選手にも伝えましたが、日本代表として戦う責任として、やはり勝利を目指すということ。サポーターの皆さんや支えてくださる方々に勝利を届けるということについては、誰が出ても責任に変わりないということを選手に話して臨みました。

 その中で経験の浅い選手をコロンビア戦、そしてこのボリビア戦でプレーしてもらいました。両方ともプレー面で見て、ある程度の手応えをつかめたということが、経験の浅い選手に総じて言えることです。ただ試合を決定づけるとか、試合の流れを変えるところでは、まだまだ力を付けてほしいことは伝えました。

──スタートで2列目に並べた、香川と乾と宇佐美の3人は経験のある選手だが、後半そのまま入れ替えた理由は?

森保 最終的に3人そのまま入れ替えたということですが、人数は2人ずつでしたし、それは力を付けていっている経験の浅い選手と、これまで代表を引っ張ってくれた経験のある選手と、試合の中で少しでも融合する時間。いろんな感覚を共有する時間を持ってもらいつつ、最終的にはわれわれがこの試合に勝つために、交代のカードを使いました。

──後半途中に選手交代をするまで、攻撃のリズムが変わらなかったように見えたが、どのように分析しているのか?

森保 1回目の交代は60分くらいだったと思いますが、前半からスタートで出てくれた選手たちが、なかなか得点を奪うことができなかったですが、相手の嫌なところにボールを動かしながら、あるいは左右に探りながら、ということをやってくれました。

 そのことで、前半の終わりくらいから、相手が疲れてきている様子が窺えましたし、プレーが切れた時に少しでも休む時間を長くして回復させるようなこともしていました。そこは選手たちが、この試合に臨むにあたって相手の守備が堅い中、どうやってこじ開けていくのかという部分では、得点以外では狙い通りの戦い方をしてくれたと思います。

 ハーフタイムを挟んで後半、相手が体力的に回復した中で、前半の(日本の)攻撃に対して慣れてきたところもあり、なかなか相手にダメージ与える攻撃を仕掛けられなかったと思います。その中でも前半にやってきたことが、徐々に効いて交代の選手が決めたという展開になったと思います。

 結果論ですが外から崩すことと、乾がボールを受けて鎌田が決定的な1対1のシーンを作ることができました。そういう部分では、選手たちがどうやって相手の堅い守備をこじ開けるかということは、トライしてくれていたと思っています。

──2試合を通して守備面でPKによる失点1で、ピンチも作らせず安定していた。DFとボランチに収穫を感じたのでは?

森保 コロンビア戦とボリビア戦、2チームの攻撃力の違いはありますが、2試合でPKの1失点だけというのは、まず攻撃のところで圧力をかけながらリスクをしっかり管理する。ロストしたら、素早い切り替えでボールにアタックにいく。それができなかったら、一度形を作ってブロックからプレッシャーをかけていく、粘り強い守備をする、という基本的なところは選手たちが表現してくれたと思います。

 1試合目のコロンビア戦で、われわれのピンチになるようなシーンは何度かありましたが、そこを反省してよりよい守備の準備をすることで、相手の攻撃の芽を未然に防ぐということをミーティングやトレーニングでやったことを、今日の試合で選手たちが生かしてくれたと思っています。

──今日デビュー戦だった2選手(畠中と橋本)の印象は?

森保 チームとして戦う上で、われわれがやろうとしているコンセプトを理解して、かつ本人の持っている能力というところで、代表初キャップで初先発の選手たちは力を発揮してくれたと思います。ただ、まだまだレベルアップすべきところは、本人たちも感じていると思います。この国際試合を通して経験したことを、良い刺激としてチームに持ち帰ってもらって、さらなる成長につなげてほしいと思います。

──昨年9月の初戦から今日で14試合だが、ここまで思い描いたようなチーム作りは進んでいるか?

森保 われわれがやろうとすることは、これまで招集させてもらった選手には確実に浸透していると思います。初招集の選手たちも、わりとスムーズにチームに溶け込んでくれているという部分では、われわれがやろうとすることを招集した選手ではなく、試合を通して日本代表でプレーしたい選手たちが見てくれているんだなと思っています。これまで招集した選手たちが、自チームに帰った時に他の日本人選手にも、われわれがやろうとしていることを伝えてくれて、戦術的なことでの理解度はあると思います。

 ただ戦力としては、少しでも選手層を厚くするという部分で、より強い日本代表を作るということと、より日本サッカーの発展につながることをやりたいと思っていますが、まだまだ攻撃の選手にしても守備の選手にしても、日本代表としてプレーできる力を示すことを求めていきたい。特に攻撃的な選手に関しては、より決定的な仕事ができる選手が出てくれればと思っています。

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