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13年の時を超えて見つけたFC岐阜の痕跡 FCマルヤス岡崎の取材を終えて考えたこと


 先週の金曜日から2泊3日で愛知県の岡崎市に行ってきた。次号のフットボール批評で、JFLFCマルヤス岡崎を取り上げるので、日曜日の鈴鹿アンリミテッドFC戦とセットで取材してきた次第。ある人から「ずいぶんと渋いところに目をつけましたね」と苦笑されたが、話題満載の今季のJFLの中でもマルヤスの存在感は、ある意味異彩を放っている。そして実際に現地を取材してみると、まさに新鮮な発見と意外な懐かしさの連続であった。

 なぜ、私がマルヤスに注目したのか? まず気になっていたのが、ここ数年の積極的な補強。2015年には佐野裕哉、18年には木島良輔、そして今季は元日本代表でワールドカップ出場経験のある茂庭照幸を獲得した。こうなると「もしかして岡崎にJクラブを作ろうとしている?」と考える人も少なくないだろう。ところが14年のJFL昇格以降、マルヤスのホームゲームは、名古屋や豊田や豊橋ばかり。肝心の岡崎では、一度として開催されていない。クラブ名にある「岡崎」は、今のところ名ばかりの状態である。

 岡崎市の人口は約38万人。名古屋市、豊田市に次いで県内第3位ながら「三河地方の盟主」としてのプライドは高い。加えて岡崎といえば、徳川家康生誕の地。もしも岡崎にJクラブができたなら、「プライド・オブ・三河」の旗印のもと、尾張の名古屋グランパスとの愛知ダービーはきっと盛り上がるに違いない。果たしてマルヤスは、上を目指す野心があるのかないのか。そこでキーマンとなりそうなのが、今季マルヤスで現役復帰を発表した、森山泰行。かつて「ミスターFC岐阜」と呼ばれた男である。

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