今さらユーチューバーでもないけれど 令和元年を「動画元年」とするために
4月11日に高円寺のKITEN!にて開催した、宇都宮徹壱WMプレゼンツ「平成が終わる前に語り合う『スマホ以前』のサッカーネット論壇」は、幸いにして大盛況のうちに終えることができた。ご来場いただいた皆さま、そして登壇者のケット・シーさん、UGさん、岡田康宏さんには、あらためて御礼申し上げたい。そして当イベントは図らずも、宇都宮徹壱WMという個人メディアのターニングポイントになり得るものとなった。
今回のイベントは、平成時代のサッカー界を懐かしむというよりも、メディアやネット環境の変遷が、サッカー論壇に与えた影響について語り合うことがメインテーマであった。当日の模様は6月のWMに掲載する予定だが、イベントの最後に「宇都宮徹壱は動画をやるべき!」という話になり、会場は奇妙な熱を帯びることとなった。きっかけとなったのは、UGさんのこの一言。
「宇都宮さんがいくらコラムを書いても、若い読者にはなかなか届かないですよ。だって彼らはYouTubeばかり見ているから。Googleで『FC東京 戦術』で検索すると、上位に出てくるのはユーチューバーの分析だし」
衝撃的な指摘であった。できるだけ平静を装いながら「じゃあ、宇都宮徹壱はユーチューバーを目指すべきだと?」と切り返すと、客席から拍手。この瞬間こそ、イベントのクライマックスだったのかもしれない。
(残り 1850文字/全文: 2420文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ