宇都宮徹壱ウェブマガジン

遠征先で失敗しない撮影術七箇条  徹壱スマホ写真塾塾長からの訓示

 今週は久々に、徹壱スマホ写真塾塾長としてコラムを書かせていただく。来週から皇位継承に伴う10連休に突入。その間もJリーグをはじめ、各カテゴリーでリーグ戦が予定されており、この機会に遠征を計画されている方も多くいらっしゃることだろう。奇しくも当写真塾の第2回のお題は「遠征先で見つけたもの」。締め切りは当初、GW明けを予定していたが、なかなか作品が集まらないので12日いっぱいまで募集期間を延ばすことにした。

 とはいえ、ここで「どしどし応募してね!」と訴えたところで、劇的に塾生が増えるとは思えない。そこで今回は塾長からの訓示として「遠征先で失敗しない撮影術箇条」を会員の皆さんに公開しようと思う。スマートフォンでの撮影は、本来は「失敗しない」ものであるが、あくまでそれは機能面での話。問題はむしろ、撮影者による時間(シャッターチャンス)と空間(構図)の切り取り方にある。されど心配ご無用。ちょっとしたコツさえ覚えてしまえば、失敗を未然に排除することは十分に可能だ。以下、会員限定で伝授する。

【その壱】両手で構え、膝と腰は柔らかく

「え、そこから?」と思われるかもしれない。が、何事も「姿勢」や「構え」は重要である。もちろんスマホ撮影は片手でも可能だが、「撮れる」と「撮る」ではまったく意味が違う。作品を「撮る」のであれば、縦位置であれ横位置であれ、まずは両手でスマホを構え、構図をしっかり確認すること。そして、膝と腰が常に動ける状態にしておくことで、速やかな上下のアングル調整が可能となる。逆に膝や腰が硬いと、写真の構図も硬いものになってしまいがちなので気をつけたい。

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