【サッカーパック人気5位】 思うようにいかない試合を制した執念の勝利。最終節での逆転残留に望みを繋…

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【無料公開】胸を張って静かに出番を待つ18歳(2019年6月4日@豊スタ)

 キリンチャレンジカップ、対トリニダード・トバゴ戦を前日に控えた6月4日。日本代表の前日練習を取材するべく、試合会場の豊田スタジアムを訪れた。この日は久保建英の18回目のバースデー。令和最初の国際試合で、日本代表の最年少ゴール記録が塗り替えられる期待感からか、ミックスゾーンでも期待の18歳に関する質問が目立った。

 この日の前日会見はわずか4分30秒で終了。明日のスタメンについて森保一監督は「100%確定ではないですが、これまでA代表で招集したメンバーをベースに考えたい。このあとコパ・アメリカもあるので、若手にはキリンチャレンジカップでトレーニングしながら、いろんなことを学んで次につなげてもらえればと思う」と語っている。

 明日のスタメンが濃厚な柴崎岳(右)。中盤のポジションでの競争激化について問われると「競争があることはいいことだし、競争なくして自分の成長もない」。その上で「これからも力のある選手が出てくるでしょう。僕は臨機応変にそうした選手に合わせながら、いい関係を構築していきたい」と続けた。

 槙野智章のコメントからは、ベテランの余裕が感じられた。いわく「久保にせよ大迫(敬介)にせよ、A代表の雰囲気というものを1分1秒無駄なものにはしてほしくない。遠慮するんじゃなくて、みんなの輪の中に入って、しっかり自分の力も出してほしい。輪の中に入ってもらうのが僕の仕事だと思っているので」。

 南野拓実は、チームの顔ぶれが変わったことについて「僕も初めてしゃべる選手が多かったりしますので、雰囲気は少し変わったと思いますけど、悪い感じではない。自分も刺激をもらいながらやっています」。久保については「シュートの技術とかボールタッチとか、すごく他とは違う部分はあると感じました」とコメント。

 チーム最年少の久保が、ピッチ上でまったく物怖じしないように見えるのは、胸を張って前を見据える、独特の佇まいに起因しているように感じられる。その姿勢はミックスゾーンでも変わらない。

「自分からというよりも、周りから声をかけてもらって(練習に)まぜてもらっています。(緊張は)集合のときはありましたけれど、グラウンドに入ったらそれはないですね。代表なので、みんな上手いし、チーム(FC東京)と比べて練習の強度も高い」

 FC東京と代表とのサッカーの違いについて尋ねられると「チームはチーム、代表は代表なので、受け止めないという選択肢はない。選手は呼ばれる側なので」と、実に大人びた答えが返ってきた。

 キリンチャレンジカップ、日本代表対トリニダード・トバゴ代表の試合は、6月5日19時30分キックオフ。

<この稿、了>

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