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【無料公開】森保監督「1秒たりとも集中を切らさずに戦い抜いたことを次の試合につなげたい」コパ・アメリカ チリ戦会見(2019年6月17日@モルンビー)

<登壇者>

日本代表 森保一監督

──試合の感想を。

森保 結果を踏まえて、敗戦を踏まえて、チリとの攻撃の差があったことは認めないといけないと思います。しかしながら選手たちは、前回、前々回のコパ・アメリカの覇者に臆することなく、勇気をもって戦ってくれたと思いますし、いくつかのチャンスを作って十分得点するだけの攻撃を見せてくれたこと。そして負けはしましたが、最後の最後まで、1秒たりとも集中を切らさずに戦い抜いたことを、次の試合につなげたいと思っています。今日は負けましたが、次も勝利を目指して、個の力,チームの力を100%ぶつけていきたいと思います。

──このチームで慣れ親しんだ3−4−2−1でなく4−2−3−1を採用したのはなぜか。また右サイドに前田大然を使った狙いは?

森保 システムについてですが、33をベースに東京五輪世代のチームは活動してきましたが、原理原則は変わらないという部分でA代表の形でプレーしてもらいました。もうひとつの理由は、今回招集した選手を見た時に、この形で戦うということでトライしてもらいました。前田をサイドで使ったのは、チームのサイド攻撃が優れている部分、そこからいい守備をしてカウンターを出せるかなという狙いでした。

──チリ代表で注目した選手は?

森保 すべての選手のクオリティが高いと思いましたし、判断とプレーのスピード,そしてチーム全体として攻撃だけでなく守備のインテンシティも非常に高いチームだと思いました。その中でやはりビダル選手は、チームの中心として攻守ともにチームを牽引しているという印象を受けました。

──対戦してみて予想外だったところは?

森保 相手は非常に経験があって、チームとしても長くプレーを重ねている連携という部分でも、個の部分でもクオリティもあることは試合前から想像していました。結果04ということで、一瞬の隙を突いてくる勝負強さがあるチームだなと感じました。ただし選手たちにも言いましたが、すべてが劣っているわけではない。プレーのスピード、判断のスピード、スピードが上がった中での技術はもっと高めていかないといけないのですが、球際の部分では十分にやれていたと思います。攻撃のところでも、何度もチャンスを作れていましたので、そこで決めきれる力をつけられれば、もっと僅差の試合ができるかなと思います。

──今大会、日本はどこまで行けると思うか。そして久保建英についてコメントを。

森保 日本代表のコパ・アメリカですが、現段階は次の試合が重要になってくると思います。次の相手(ウルグアイ)も非常に強敵ですが、勝利を目指して、いい準備をして戦うということを目指していきたいと思います。久保については、今日は得点を奪うことができませんでしたし、得点に絡むこともできませんでしたが、相手の守備を混乱させるだけのプレーをしてくれたと思います。これを継続して、さらにレベルアップした姿を次の試合で見せてほしいと思います。

──試合の最初の時間帯はチャンスがあったが?

森保 とにかく、この試合は勝利を目指して「チャレンジすることが大事だ」と選手に言って送り出しました。選手たちは非常に勇敢に、勇気をもって攻守ともに相手に挑んでくれたと思います。その姿勢がスタートから試合が終わるまで出せていたと思います。

──日本を応援しているブラジル人もいたことについて。

森保 まずは勝つことで、応援している人たちに喜んでもらうということは、非常に大切なことだと思います。勝負は別として、試合の内容はプロセスで勇敢に攻める姿勢をもって、攻め続けることができるか。守備も守るだけでなくて、アグレッシブに勇敢に守っていけるかというところを、今日見てくださった皆さんも感じてくれたのではないかと思います。あと決定率のところでは、今やっていることを続ければ、彼らは若いですしクオリティも上がっていくと思います。

 そして最低でもあと2試合ありますので、そのあとにわれわれがすることを考えて戦いたいと思いますし、ブラジルには日系の人たちがたくさんいます。その方たちに、日本人が戦う姿勢をしっかりと感じてもらえるようにしたいと思いますし、サッカー王国ブラジルで日本人が勇敢に戦う姿、日本人がサッカーのクオリティでも(ここまで)できるんだというところ見せていきたいし、応援してもらえればうれしいです。

──0−4という結果だったが、日本にも3つくらいゴールチャンスがあったことについて。

森保 4失点は結果として出ているので、局面局面での足りないところを(修正して)、というふうに思っています。ただし(得点)ゼロで終わる試合ではなかったのかなと。1点、1点は十分に奪えるチャンスを作りながら戦えていたと思います。次の試合では得点を奪えるように、得点という結果を求めていきたいと思います。

<この稿、了>

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