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宇都宮徹壱ウェブマガジン

アウエー感いっぱいのブラジル取材だけど われわれがコパ・アメリカで得られるもの


この原稿はチリ戦当日の17日、キックオフ直前のモルンビーの記者席で執筆している。ブラジルに入国して3日が過ぎ、ようやく現地の空気感にも慣れてきたところだ。今大会での日本代表の戦いについては、スポーツナビにてコラムを掲載予定。グループステージの3試合は、いずれも日本時間の午前8時キックオフなので(ブラジルとの時差はマイナス12時間)、ちょうど出勤や通学の時間帯である。いつもなら翌日の昼にコラムがアップされるが、今回は試合終了後から5時間以内に入稿しなければならない。今回のコパは私にとっても、チャレンジの場である。

 さてスポナビのコラムでも書いたことだが、私はブラジルという国に対して、何とも名状しがたいアウエー感を懐き続けている。一番の原因はもちろん、5年前のワールドカップ取材で「一敗地に塗れた」ことにある。もちろん日本代表の惨敗そのものが、心理的なダメージとなったのは間違いない。だがそれ以上に、ブラジルでの取材そのものが当時の私には過酷過ぎた。常に神経を張り詰めなければならない治安の悪さ、言葉がまったく通じないもどかしさ、そして日本の23倍以上の広大な国土ゆえの移動の大変さ、などなど。

 今回もグアルーリョス国際空港に到着して、さっそく「アウエーの洗礼」を受けることとなった。何はともあれ、現地のSIMカードを購入しようと思ったのだが、どこに売っているのかさっぱりわからない。あちこち聞いて回ったら「ブーキスタア」と言われた。何のことかと思ったら「ブックストア」、つまりキヨスクのことだ。そこでキヨスクに行くと、今度は「ロッテリア」と言われた。こちらは「Loterias」、つまり宝くじ売り場だ。ようやくたどり着くと「空港ではブラジルのパスポートがなければSIMは売れない」と言われて終了。現地のSIMをようやく入手したのは、入国から3日後のことである。

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