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宇都宮徹壱ウェブマガジン

Jクラブの「やりがい搾取」は是正されるのか? 水戸のパワハラ&残業代未払い問題についての見解

 ブラジルでのコパ・アメリカ取材を続けて、早いもので10日が過ぎた。この時期にFacebookを開くと、1年前の書き込みや写真が表示されて「ああ、去年の今頃はワールドカップ取材でロシアだったんだな」と、しばしの感慨にふけってしまう。思えば毎年この時期は、ワールドカップをはじめとする国際大会を取材していることが多いのだが、今年はいつもと大きく違うことがある。それは、海外で取材している間もJリーグが開催されている、ということだ。

 周知のとおり、コパ・アメリカは別の大陸連盟主催の大会であるため、Jリーグは通常通りに行われている。各試合の結果もさることながら、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスが現役引退を発表したりとか、ガンバ大阪U-23の塚元大が史上最年少ハットトリックを決めたりとか、セレッソ大阪のブルーノ・メンデスのチャントが話題になったりとか、いろいろ気になるニュースも少なくない。そんな中で個人的に着目したのが、J2の水戸ホーリーホックにおけるパワハラと残業代未払いに関する報道である(参照)

 今季のJ2では、第19節を終えて首位に5ポイント差の3位。昨シーズンは新しい練習拠点『アツマーレ』が完成し、さらに解除条件付きでJ1ライセンスが交付されるなど(のちにJ2ライセンスに変更されたが)、このところ水戸にはずっと追い風が吹いていた。今季も序盤戦でのスタートダッシュに成功し、ここまでJ2で首位争いを演じている。そんな中で明らかになった今回の事案。もちろん、パワハラや残業代未払いは看過できない問題である。しかしながら、「これは水戸だけの問題で片付けるべきでない」というのが、私がまず感じたことだ。

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