再現性の低いサッカーに未来はないのか?風間グランパスとポステコ・マリノスで分かれた明暗(J論)

宇都宮徹壱ウェブマガジン

業界の大先輩、佐山一郎さんとサッカー&出版界の未来について考えてみる<3/3>

 今週は業界の大先輩であり、このほどサッカー本大賞の審査委員長を退任された、作家で編集者の佐山一郎さんの動画インタビューをお届けしている。本日アップする3本目の動画(11分10秒)では、出版業界という広い視点からお話いただいた。

 2006年に上梓した『雑誌的人間』(リトル・モア)というタイトルそのままに、佐山さんは長年にわたり雑誌文化にどっぷり浸かってきた人である。『STUDIO VOICE』の編集長だった、1980年代の出版業界の話を伺っていると、今のご時世では考えられない「豊かさ」が言葉の端々から感じられる。

 ここでいう「豊かさ」とは、何も「原稿料が高止まりしていた」とか「経費がバンバン使えた」といったたぐいの話ではない。ライターになるには一定以上の経験と教養と知性が求められたし、書き手に対して厳しくも最後まで寄り添ってくれる編集者はいくらでもいたし、何より業界そのものに未来と可能性が感じられたものである。

 予算的にも時間的にも人材的にも余裕がなくなり、矜持をかなぐり捨ててまで数字と効率性を追求するようになった出版界の現状に、佐山さんは何を思うのか。そして、そこに救いがあるとすれば何か。サッカー業界のみならず、活字を愛するすべての人々に関わる問題について考えてみた。(収録日:2019年6月10日@東京)

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