宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」8月前半戦!(編集部・森衿子)


 先日、ベガルタ仙台の胸サポでもおなじみのアイリスオーヤマが、JFAと競技の普及や次世代選手の育成に共同で取り組むパートナーシップ契約(JFA Youth & Development Programme=JYD)を締結しました(参照)。現在、JFAと同様のパートナーシップ契約を結んでいる企業はトヨタ自動車や明治など4社ありますが、では、このJYDで具体的に何をしているのか、みなさんご存じでしょうか?

 トヨタ自動車の場合だと、トヨタの全国にある販売店やレンタリースなどのスタッフがJFA公認キッズリーダーのライセンスを取得。都道府県サッカー協会と連携し、地元の保育園や幼稚園でサッカーや運動の楽しさを教えているそうです。幼少期からサッカーに親しむことはサッカー界にとっては大きなメリットなのですが、パートナーシップ契約の企業にはどういうメリットが? と不思議に思いますよね。トヨタの場合は、地元密着での長い目で見た「潜在顧客を獲得」することがメリットのようです。園児が車を買うまで、そして園児がプレイヤーになるまで約20年。顧客/選手育成って長期戦ですね。WMの読者の方にはスポーツビジネスに興味をお持ちの方も少なからずおられると思います。これからは「育成とビジネス」の関わりに注目してみるのも面白いのではないでしょうか。

 さて、宇都宮は現在、世界的にも有名な県立恐竜博物館を誇る福井県に遠征中。11年ぶりの北信越リーグ取材だそうです。そんな中、WMでは8月開催イベント・宇都宮徹壱WMプレゼンツ 「Jリーグオフィシャルライセンス漫画『キング・オブ・エンブレム』今後の展開をみんなで考える会」の会員先行予約を開始いたしました。WM会員先行販売は7月31日(水)23:59まで、そのあとは一般発売開始です。マスコットやサッカー漫画ファンには見逃せない今回のイベント。会員の皆様はお早めにお申し込みくださいね!

https://youtu.be/kx-O_ef-Hzg

 ここからは8月前半のWM予告を。第1週は、宇都宮が現在チカラを入れている動画でのインタビュー。ドイツ在住の指導者で通信員でもある中野吉之伴さんをお迎えして、当WMには珍しい「育成」をテーマにお話していただきました。UEFAのAライセンス保持者であり、ヨーロッパの最新育成メソッドに日々接している中野さんには、日本の育成現場はどのように見えているのか? 刺激的かつ示唆に富んだやりとりをお楽しみください。

 続く第2週は、現在取材中の福井ユナイテッドFCのレポート! 昨年まで「サウルコス福井」として北信越リーグ1部で活動してきたクラブは、なぜクラブ名もクラブカラーも変えて活動を続けることになったのか? その過程においてどんな知られざるドラマがあったのか? 既存の専門誌ではなかなか取り上げられないテーマを、宇都宮が現地で深堀りして、どこよりも早くWM会員の皆様にお届けする予定です!

 そして第3週ですが、ちょうどお盆シーズンということで、過去のWMアーカイブの蔵出し無料公開とさせていただきます。この間、宇都宮は久々の家族旅行を楽しみつつ、旅先で新たなネタを仕込んでおくそうなので、こちらも楽しみにお待ち下さい。ちなみに私は、この夏休みは津田大介さんが芸術監督を務めるあいちトリエンナーレに行こうかと計画中です。それでは8月前半もWMをご一緒に楽しみましょう!

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