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宇都宮徹壱ウェブマガジン

新時代のカリスマはYouTubeにいる? コハロン(ユーチューバー)<1/2>

 コハロン(KOHALON)とは何者か? コハロンとは、KOHALON TOKYOというYouTubeの番組を主催している、人気ユーチューバーだ。私がコハロンさんの存在を初めて知ったのは、4月11日に開催したWMイベント『平成が終わる前に語り合う「スマホ以前」のサッカーネット論壇』でのこと。登壇者のひとりであるUGさんの、このコメントがきっかけであった。

この前の代表戦で衝撃を受けたんだけど、埼スタのゴール裏に俺と植田朝日とツンさんがいたんですよ。言ってみれば超有名人じゃないですか(笑)。ところが若いやつが握手を求めていたのはKOHALONっていう、FC東京応援ユーチューバーだったわけですよ。朝日やツンさんがスルーされて、ユーチューバーが上位に来る時代なんだって痛感しましたね。

 さらに追い打ちをかけるように、UGさんは「YouTubeしか見ていない人には、宇都宮さんの書いたものにたどり着けないんですよね」と喝破している。この一言が、私を動画コンテンツに向かわせることになったのだが、一方で気になったのがユーチューバーという存在。なぜ若いサッカーファンは、ユーチューバーに魅了されるのか。動画を見ているだけではわからないので、当事者に直接話を聞いてみたいと考えるようになった。

 今回のコハロンさんへのインタビューは、私がKOHALON TOKYO出演するというバーター企画として実現した。こちらが指定した撮影現場に登場したコハロンさんは、いつもの青赤全身タイツで相棒のぽんPさんと登場。見上げるような大男で、とんねるずのモジモジくんが現代に出現したような気分になる(そういえばコハロンさんの喋り方やルックスは、どことなく石橋貴明を想起させる)。

 もっとも実際にお話してみると、コハロンさんは実に実直かつ礼儀正しい若者で、むしろこちらのほうが恐縮してしまった。また、アルバイトをしながらユーチューバーを続ける情熱、そして「動画を通してFC東京とJリーグを盛り上げたい」という心意気にも、強いシンパシーを覚えた。決して、単なる色物ユーチューバーではないコハロンさん。その素顔に、迫ってみることにしたい。(取材日:2019年7月26日@東京)

<目次>

*青赤タイツは正装。アウエーでもスタイルを貫く

*ぶっちゃけ、ユーチューバーって儲かるの?

FC東京の観戦歴は20年。初タイトルも目撃

*ユーチューバーへの道をひらいた友人の結婚式

*動画でFC東京とJリーグを盛り上げたい!

*若者がユーチューバーに親近感を覚える理由

青赤タイツは「正装」。アウエーでもスタイルを貫く

──今日はよろしくお願いします。いきなり全身青赤タイツ姿で登場したことに、まず驚いたんですが(笑)。

コハロン いちおうこれが正装なので、いつも試合日はこの格好で電車に乗って味スタに行きますね(笑)。これ、某大型量販店で買ったんですけど、まさにこの配色のものが売られていたんですよ。

──そうだったんですか! さっそくですが、まずは『KOHALON TOKYO』のお話から伺いたいと思います。コンテンツはライブ配信のアーカイブ、そして試合日のレポートを編集したものに大別できると思います。後者については、かなり凝った編集になっていますが、あれはご自身がやられているのですか?

コハロン 撮影と編集は(同席している)ぽんPが主に担当しています。試合当日の動画は、撮影から編集、アップまでだいたい1週間くらいですかね。

──動画編集ソフトは、かなり高価なものを使用しているんでしょうか?

ぽんP ファイナルカットプロというソフトで、3万2400円くらいですかね。プロユースというわけではないですが、簡単にクオリティの高いものは作れます。

──あの試合当日のレポートは、私も大好きでよく拝見しているんですけど、いろんなサポーターの方に声をかけてインタビューしていますよね。当然、採用されなかった動画もあるでしょうから、ものすごく多くの方に声をかけていると思うんですが。

コハロン 基本的に撮影させていただいたものは、すべて使わせていただいているんですよ。カットすることはほとんどないです。ですので、1回の試合で6~7人くらいの方にお声がけしていますね。ちょっと手前味噌になるんですけど、試合会場にいくと「動画見てます!」って声をかけて下さる方がけっこういらっしゃるんです。その中から「動画に出ていただけますか?」ってお願いする感じですね。

──なるほど。けっこう外国人の方にも声をかけますよね。オランダ人の人に「(ヘラクレスにいた)平山相太を知っていますか?」ってコハロンさんが聞いたら、にべもなく「知らない」って言われたのは面白かったです(笑)。

コハロン 英語力が低すぎて、お恥ずかしい限りです。でも外国人の方だと、日本人とは違った観点からの意見が聞けて、自分にとってもいろいろ気づきがあるのが楽しいんですよ。それに、この格好で声をかけても「ユー・アー・クレイジーボーイ!」みたいな感じで(笑)言われても、拒否されることはないですね。

──雨の日の撮影だと、いろいろ大変だと思いますが、やっぱりその格好?

コハロン もちろんです。雨の日だと、立ち止まって話を聞かせてくれる人を見つけるのが、ちょっと大変ですね。試合を見る時も、この格好でずぶ濡れになりながら応援します。服なのか皮膚の一部なのかわからなくなっていますし(笑)。 

──アウエーの時はどうされるんですか?

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