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宇都宮徹壱ウェブマガジン

地域リーグから透けて見える「縮小ニッポン」 12年ぶりの北海道リーグ取材で感じた危惧

 先週の土曜日から取材で帯広に来ている。先月の福井ユナイテッドFCと同じく、書籍化を前提としたアンダーカテゴリーの取材で、今回フォーカスするのは北海道十勝スカイアース。このクラブについては2007年、前身のとかちフェアスカイ・ジェネシスの時代に取材しているので、実に12年の再訪となる。現地では12年ぶりにお目にかかる人もいて、いろいろと感慨深いものがあった。本稿ではまず、12年ぶりに取材した北海道リーグの話から始めることにしたい。

 試合が行われたのは8月25日の午前10時(なぜか北海道リーグは午前中にキックオフ時間が設定されている)、会場は幕別町運動公園陸上競技場。この日の十勝の相手は、北蹴会 岩見沢である。北海道リーグは8チームで運営されており、十勝はここまで全勝の1位、対する岩見沢は7位である。試合は一方的な展開に終始し、開始わずか20秒で十勝が先制。その後も6分、14分、25分とゴールを重ねる。そして36分(6点目)で松尾雄斗が、40分(7点目)で黒川聖平がハットトリックを達成して前半が終了。

 エンドが替わった60分、岩見沢のGKが負傷退場したため、FWの選手がGKユニに着替えてゴールを守ることに。あとで知ったのだが、実はスタメンのGKも急造だったそうで、岩見沢は本職のGKを連れてくることができなかったのである。その後も十勝の無慈悲な攻撃は続き、終わってみれば120の圧勝。上を目指すチームと目指さないチームの実力差は、どの地域リーグでも見られる現象ではあるが、北海道リーグでは一層顕著だ。そこに私は、何とも言えぬ危惧を覚えてしまった。

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