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「ゼルビー、いなくなっちゃうの?」 マスコット変更という悪手を憂う理由


 ワールドカップ、アジア2次予選の初戦となる、ミャンマーとのアウエー戦当日にこの原稿を書いている。間もなくスタジアムに向かわなければならないので、今回のコラムはいつもより少し短めとなることをお許しいただきたい。今回は日本代表やヤンゴンでの出来事ではなく、FC町田ゼルビアに関して個人的に懸念していることを記す。クラブ側からは正式なアナウンスがないため、どうしても憶測に基づく言及が出てくるが、すべてが決する前に書き記したほうがよいと判断した。

 9月7日、FC町田ゼルビアのホームゲームで、このような横断幕が掲出された。きっかけは、町田の親会社となったサイバーエージェントが「FC町田トウキョウ」という名称、および新エンブレムや新マスコットと思しき商標を出願していたことが明らかになったことだ。名称変更は以前より噂されていたことであり、私も昨年の段階でこのようなコラムを執筆している(今回の一件を受けて無料公開としたら大きな反応があり、自分でも少し驚いている)。

 町田の地域リーグ時代をご存じない方にいちおう説明すると、ゼルビアの「Z」を基調とした現在のエンブレムは、JFLに昇格した2009年から使用されているものだ。ユニフォームの色も、かつてはファーストは白が基調で、セカンドがポルトガル代表に似た赤。これまた09年に現在のものに一新されている。ただし「ゼルビア」という名称は、東京都1部時代の97年まで遡ることができ、当然ながらファンやサポーターの愛着は深い。その語源は町田市の樹(ケヤキ=ゼルコヴァ)と花(サルビア)を合わせたもの。実に町田らしいネーミングだ。

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