再現性の低いサッカーに未来はないのか?風間グランパスとポステコ・マリノスで分かれた明暗(J論)

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【無料公開】4年ぶりの金沢にて思うこと 明日開幕の地域CL取材に向けての前口上


 先日、JFLのサイトを見ていたら、興味深い記事を見つけた。今回の地域CLに参加する12チームのうち11チームが、JFL入会の意思を示す書類を提出したという。唯一、全国リーグの舞台を望まなかったのは、最後に出場権を獲得した中国チャンピオンのSRC広島。前回出場した16年大会では、1次ラウンドで対戦したFC今治とヴィアティン三重に大量失点を喫し、両チームの決勝ラウンド進出に貢献したことは記憶に新しい。彼らが組み込まれた高知のCグループは、無欲の広島がグループの行方の鍵をにぎることになりそうだ。

 そんなわけで「JFLを目指す11チーム+α」がしのぎを削る地域CLが、いよいよ明日8日からスタートする。今回、私が取材に向かうのは金沢のAグループ。FC刈谷(東海)、福井ユナイテッドFC(北信越)、徳島FC(四国/輪番枠)、沖縄SV(九州)の4チームが、2週間後にJヴィレッジで行われる決勝ラウンド進出を懸けて、3日間連続のリーグ戦に挑む。会場となる金沢は、先の台風19号の影響が心配されたが、幸い北陸新幹線は通常通りに運行。開幕前日の夜、無事に金沢の宿泊先にチェックインすることができた。

  明日からの地域CLについては、かねてより予告したとおり、その日のうちに2試合分のフォトレポートをアップしていく。迅速な掲載を心がけるつもりではあるが、大会初日は別の取材も入っているため、深夜でのアップになりそうだ(2日目と3日目は20時くらいを予定している)。試合そのものはもちろん、ツエーゲン金沢の立ち上げを取材している身としては、4年ぶりに訪れるホームタウンの「変化」も気になるところ。そうしたピッチ外での発見についても、機会を見て発信していくことにしたい。

  最後に、業界ネタの余談をひとつ。とあるネットメディアに、地域CLの企画を提案したところ「数字が取れないからけっこうです」と断られてしまった。数字が大事なのは、もちろん理解している。とはいえ「数字が正義」という最近の風潮は、メジャーなテーマばかりにメディアが集中し、コンテンツの多様性を阻害しているようにも感じられる。地域CLのような、ニッチで魅力ある世界観を発信できるのは、もはや個人メディアのみなのかもしれない。そんな使命感を胸に秘めつつ、今大会を存分に愉しむ所存である。

 

<この稿、了>

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