【サッカー人気4位】新型コロナ対策 日独サッカー界の違いと…

宇都宮徹壱ウェブマガジン

積み上げた信頼とブランディングが崩れる前に 奈良クラブの「入場者数水増し疑惑」を考える

 先週の日曜日、JFLの2019年シーズンが終了。Honda FCの4連覇とFC今治のJ3昇格、流経大ドラゴンズ龍ケ崎の降格と松江シティFCの残留、そして4位に上り詰めながらもJ3参入を断念した東京武蔵野FCなど、さまざまな話題を提供しながら21年目のJFLは閉幕した。そんな中、SNSでにわかに注目を集めているのが、今季を14位で終えた奈良クラブの「入場者数水増し疑惑」。現時点では「疑惑」の段階であるため、SNSでの発言は控えていたが、今の率直な自分の思いを当WMには記しておこうと思う。

 なぜそう思ったのかというと、当WMでは奈良クラブについて2013年から事あるごとに好意的に取り上げてきたからだ。現体制になって以降も、昨年12月9日に東京で行われた新体制&ビジョン発表会「N.PARK DAY」にお邪魔させていただいたし(参照)、クリスマスの時期には奈良に日帰り取材して中川政七代表にじっくりお話を伺う機会も得ている(参照)。そして今年のGWには、夫婦で奈良のホームゲームをいち観客として楽しませていただいた。特にこの1年は間違いなく、私は奈良クラブに夢中になっていたのである。

 昨年の中川代表へのインタビューで、特に印象的だった言葉を引用しておきたい。いわく「奈良クラブはまだまだ全国区ではないし、僕も経営者としての知名度がそんなにあるわけではない。そんな中で来年、新しいシーズンが始まったら、まずは一度スタジアムに足を運んでもらいたいなと思います。なんだかんだ言ったところで、結局はスタジアムに来て楽しいか楽しくないか、それがすべてだと思っていますから」──。その言葉を聞いて、私は2019年の奈良クラブに大いなる期待を寄せていたものである。

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