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宇都宮徹壱ウェブマガジン

世界が変わり果てる前に私たちが考えるべきこと 新型コロナ感染拡大と第一次世界大戦との類似性

「これまでの世の中は、いろいろおかしいことが続いていたわけですよ。大気汚染にしても、地球温暖化にしても、選手の移籍金の高騰もそうですよね。誰もそれらを止めることができなかった。それが今、世界中で外出を自粛するようになって、インドの空がきれいになったというじゃないですか。今回のことは、人生にとって何が大切なのかを問い直す機会になると思っています。僕自身はスポーツビジネスの仕事をしていますが、スポーツというものを本質的に考える、いいきっかけになればと思っています」

 先週の土曜日、当WMZOOM対談に出演してくれた、NYC在住の中村武彦さんの言葉である。周知のとおりアメリカでは、新型コロナウイルスが猛威を奮っており、ついに死者が1万人を超えた。その中でもニューヨーク州は最も感染者数が多く、NYCでは3月22日から事実上のロックダウン状態が続いている。そんな状況下にありながら「人生にとって何が大事なのかを問い直す機会」と語る中村さん。日本で暮らすわれわれも、これくらいの大局観をもって、今般のコロナ禍を考える時期に来ているのかもしれない。

 このコロナ禍を「戦争」に喩える表現がすっかり定着しているが、第一次世界大戦に似ているというのが個人的な見解だ。人類史上、例のなかった世界規模の大量殺戮。実は開戦当初は「戦争は数週間で終わる」とされ、戦地に送られた兵士は「クリスマスには帰れる」と信じていたという。しかし戦争はその後4年も続き、その間にロシア帝国は革命で倒れてソビエト連邦が樹立。戦後、オーストリア・ハンガリー帝国とオスマン帝国も解体された。おそらくコロナ終息後の世界も、今とはすっかり変わり果てたものになっていることだろう。

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