宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」 5月前半戦!(編集部・森衿子) 


 いつもなら北からも桜開花の知らせが届き、道路や新幹線の混雑ぶりを気にする大型連休ですが、今年は「Stay Home」一色ですね。この時期の帰省は、田植えをはじめとする故郷の農業を手伝う人も多いのですが、今年は自治体から「田植え帰省は自粛を」などと要請され、各地の農家が人手不足に頭を悩ませているようです。

 そんな農業の人手不足を解消しようと立ち上がったのが、茶葉生産量日本一を誇る静岡の「ルクレMYFC」でした。そう、J3の藤枝MYFCのレディースです。先日、「藤枝市地域おこし協力隊」として女子サッカーの普及も担当する選手たちが、茶畑で茶摘みを手伝ったとの報道がありました(参照)

 さすが、「史上最強の自治体」藤枝市役所サッカー部を擁する藤枝市だけあって、他の自治体と比較するのは酷かもしれませんが、サッカーと自治体、地元経済との繋がりの強さは、クラブ存続すら危ぶまれる「ポスト·コロナ」時代においては大きく影響するのではないでしょうか。 

 「ポスト·コロナ」の社会が、今までと大きく異なってくるのは誰の目から見ても明らかです。それでも「地元を愛する心がある限り、この国は滅びない」の言葉を胸に、自分自身のフットボールライフを再構築できればと思います。

 そんな全国の「地元」を取材するのが仕事の宇都宮ですが、取材に行けない現在は、ZOOMをフル活用しております。この5月2日も『#WMZOOM鑑賞会 今こそ語ろう!「伝説の天皇杯決勝」横浜フリューゲルスvs清水エスパルス』を開催。出演者、視聴者の皆様と朝から盛り上がりました。そして、今週末には再び『居酒屋「てつ壱」』も開催! テーマは「マスコット&グッズ」です。こちらの詳細は間もなくリリースいたしますので、今しばらくお待ちください。

 #WMZOOM企画のテーマは硬軟取り合わせて、今後もさまざまな企画を予定しておりますので、どうぞお気軽にご参加くださいね。

 さて、今月のWM予告です。5月第1週は、3年前の5月2日に亡くなられた、広瀬一郎さんを偲ぶ座談会をお送りします。このほど、広瀬さんの意思を受け継ぐ形で、一番弟子に当たる中村聡宏さんが『スポーツマンシップバイブル』を上梓されました。「スポーツビジネスの第一人者」として知られる広瀬さんについて、今回はあえて「スポーツマンシップ」という観点から語り合います。出演は中村さんのほかに、同世代代表で佐山一郎さん、そして長女の広瀬みなみさん。果たして、どんなお話が飛び出すのでしょうか?

 第2週は、株式会社ドームCEOの安田秀一さんが登場。日本におけるアンダーアーマーの総代理店であり、いわきFCのメインスポンサーでもあるドームは、今年で創業25周年。創業者でもある安田さんは、ビジネスを通して体感してきた日本のスポーツ界の課題と可能性について、このほど『スポーツ立国論』という書籍を上梓されました。今回は本書の内容を紹介しながら、Jリーグのこと、東京五輪のこと、そしてコロナ禍とスポーツについても語っていただきました。こちらは動画とテキストでの掲載予定です。

 今月も試合がない日が続きますが、WMでは引き続き「豊かなフットボールライフの提供」を模索し続けていきます。5月前半もWMをどうぞよろしくお願いいたします。

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