【サッカー人気4位】Jリーグ再開までの低くないハードル。ト…

宇都宮徹壱ウェブマガジン

地方Jクラブは「危機の時代」をどう乗り越えるのか?(第2部) 是永大輔(新潟)✕江藤美帆(栃木)✕高島祐亮(鳥取)<1/2>

 今週は4月25日に開催した#WMZOOM座談会「地方Jクラブは『危機の時代』をどう乗り越えるのか?」の第2部をお届けする。ご出演いただいたのは、アルビレックス新潟 代表取締役社長の是永大輔さん、栃木SC マーケティング戦略部長の江藤美帆(えとみほ)さん、そしてガイナーレ鳥取 経営企画本部長の高島祐亮(かーねる)さん。第1部は動画にて会員限定で公開したが、第2部はテキストでお届けする。

 今回の座談会を思い立ったきっかけは2つある。まず、4月17日に政府の緊急事態宣言が全国に拡大されたこと。そして新潟の是永社長のこの記事を目にしたこと。Jリーグ再開の見通しが立たない中、クラブの経営悪化に気を揉むのは、もちろん新潟の関係者やサポーターばかりではないはずだ。ならば、ここはJリーグ最大の強みである「横展開」を生かした意見交換の場を作ろう。そこに集まっていただいたお三方には、あらためて御礼を申し上げたい。

 第1部は無料公開ということで、ややかしこまった形式となったが、会員限定公開の第2部ではあえて居酒屋トークとした。「それぞれ立場がある人たちだから」と、勝手に気を回しての判断だったが、視聴者の反応は明らかに第2部のほうにポジティブ。私自身、第1部よりも深い話を引き出すことができた上に、地域を超えたJクラブの連帯を強く感じる座談会となったと自負する。39県の緊急事態宣言が解除され、残り8都道府県についての判断が待たれる中、あらためて地域におけるJクラブの存在意義を考えるきっかけとなれば幸いである。(収録日:2020年4月25日)

<目次>

*コロナによって一気に加速したIT化とデジタル化

*新潟が目指す「電気・ガス・水道・アルビレックス」

*無観客試合となった時にクラブが考えるべきこと

*サポートクラブに貢献できる最も簡単な方法とは?

*「Jリーグがなくてもいいじゃない?」となる怖さ

*観戦スタイルは変わっても観戦の価値は変わらない

コロナによって一気に加速したIT化とデジタル化

──皆さんこんばんは。#WMZOOM座談会「地方Jクラブは『危機の時代』をどう乗り越えるのか?」。第2部をスタートしたいと思います。ここから会員限定となっておりますけれども、この時点で34名の方がご来場いただいております。第2部はグラスを傾けながら、居酒屋トークで語り合うことにしましょう。まずはクラブの財務に関する話から。

是永 何で飲みながら、そんな話をするんですか(笑)?

──無料公開の第1部に持ってくると、ちょっと刺激が強すぎるのかなと。あと、是永さんが「最近、飲まないとやってられない」みたいなことを口にしていたので……

是永 言っていない、言っていない(笑)。メディアの人は怖いですね。情報がいつの間にか変えられていますから。

江藤 油断できないですね(笑)。

──すみません(苦笑)。では、まずはコロナ以降の営業活動のお話から伺いたいと思います。移動や3密での面会が制限されている昨今、こうしたオンラインを使っての商談は多くなっているのでしょうか?

是永 パートナー企業さんに関しては、今は電話かZOOMですね。会議は全部ZOOMでやっていますけれども。

江藤 営業に関しては、普段からお付き合いのあるお客さんはZOOMで大丈夫なんですけど、新規については少し難しいですよね。

是永 営業のメンバーには「これから時代が変わっていくから、変化に対応した営業の方法というのをいち早く取り入れないと」という話はよくしています。

──それこそ地方のクラブだと、すごくお年を召した社長さんって多いじゃないですか。そういう方に、いきなり「ZOOMでお願いします」とお願いしても「なぜ直接、来ないんだ?」みたいな話になりませんかね?

江藤 さすがにこのコロナで、ZOOMも普及してきたと思いますし、以前みたいに「オンラインなんて無理」みたいな話は減ってきています。今回のコロナで、あえてポジティブな面をひとつ挙げるならば、やはりIT化とデジタル化が一気に加速したことでしょうね。

──かーねるさんは、今回のコロナによる変化というものは、どのあたりに感じます?

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