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感染症と顧客体験のプロフェッショナルが考えるJリーグ観戦の未来 岩田健太郎(神戸大)✕森松誠二(デロイト トーマツ)<2/2>

感染症と顧客体験のプロフェッショナルが考えるJリーグ観戦の未来 岩田健太郎(神戸大)✕森松誠二(デロイト トーマツ)<1/2>

<2/2>目次

*コロナ禍をチャンスと捉えるために必要なこと

*ウィズ・コロナ時代のスポーツ観戦術を考える

*コロナで変われば、それがスタンダードになる?

 

コロナ禍をチャンスと捉えるために必要なこと

──ここまで、岩田先生からスポーツ観戦時における感染症対策について、森松さんから無観客のCXに関連したテクノロジーについて、それぞれご意見をいただきました。ここからは、いくつかのテーマについて、それぞれの専門分野からの提言をいただきたいと思います。まずは「コロナ禍をスポーツ界のチャンスと捉えるために」。森松さんからご意見をいただけますでしょうか?

森松 現時点でのJリーグのアナウンスによれば、無観客試合を2週間行ったあとは、徐々に入場を認めることになっています。「とりあえずバーチャルで2試合、我慢すればいいか」という感じになってしまうのは、ちょっともったいないように感じています。もちろんバーチャルはリアルに勝てないわけですけど、むしろバーチャルでないと得られないCXというものを、サービスとして提供していく必要があると思っています。

──バーチャルでないと得られないCXというと、たとえばどういったものがありますか?

森松 わかりやすい例を挙げると、アイドルのコンサートですよね。ZOOMで参加することによって、参加者全員が最前列でアイドルを観る体験が得られるわけですよ(笑)。もちろん、そのままサッカーに当てはまる話ではないと思います。それでも、たとえばスタジアムの席取りで嫌な思いをした経験って、誰もがお持ちだと思うんですよ。

 それから、普段Jリーグを観に行かない人にインタビューすると「ゴール裏で跳ねている人たちの輪に入りにくい」といった話をよく耳にするんですね。一方でプロ野球は「そんなに集中しなくていいから」と、観に行くんですよ。要するに、ストレスがかからないネットだったら「観てもいい」という層は一定数いるんです。バーチャルを活用することで、その人たちを取り込めるチャンスにはなると思うんですよね。

──なるほど。われわれは習慣的にリアル観戦を前提に物事を考えてしまいますが、ネット観戦を入り口にファンを増やしていくことも考えていく必要があるというわけですね? 岩田先生は、今のお話を受けていかがでしょうか?

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