宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」10月後半戦!(編集部・森衿子)

 予想はしていたものの、先週は衝撃的なニュースが入ってきました。Jリーグのクラブのおよそ約4割が今年度の決算で債務超過に陥る見通しが明らかとなったのです(参照)。村井チェアマンのコメントにもあるように、「債務超過は個人でいえば自己破産に近い状態」で、会社=クラブの存続が危ぶまれる状態です。経営や雇用情勢の悪化はサッカー界も例外ではなく、2021シーズンの年間パスの販売も休止せざるを得ないクラブが出てくる状態が続く中、サポーターが次に出来ることは何なのかを考える時期でもあります。

 一方、楽しみな話題も入ってきています。11月17日(日本時間18日)に日本代表がメキシコ代表とオーストリアで国際親善マッチを行うことが発表されました。FIFAランキングではメキシコは11位、対する日本は28位。リモートマッチではありますが、格上相手にどこまで戦えるか注目の一戦です。

 ちなみに、女子のFIFAランキング11位なのが日本。その選手たちを支えるWEリーグ元年「オリジナル11」が決定しました。クラブ数が奇数なのは異例ですが、岡島チェアは「ホームタウンの広がりを重視」したとのこと。ホームタウンを愛する心がある限り、JリーグもWEリーグも、そしてこの国も滅ばない。そんな気概で残り2カ月の2020年もフットボールを楽しみましょう! 宇都宮も今週末からは各地の「ホームタウン」取材に出発します。

 さて、WM10月後半戦の予告です。10月第3週は、宇都宮が「今、最も気になる書き手のひとり」、LINE株式会社の塩畑大輔さんが登場。noteでスポーツコラムをよくご覧になる方は、塩畑さんのnoteをご覧になっているかもしれません。前職の日刊スポーツ新聞社では、記者を12年間、カメラマンを3年間経験し、サッカーのほかにも野球やゴルフを担当された塩畑さん。そんな彼がなぜ、いったん書くことをやめてプラットフォームであるLINEに転職したのか。そしてなぜ、noteで発信するようになったのか。塩畑さんの言葉を通して、サッカーメディアの現状と未来について考える異色のインタビューです。

 そして10月第4週は、月1でお届けする徹ルポ。今回は第22節終了時点で無敗記録を続ける、J3のブラウブリッツ秋田にフォーカス。2017年にもJ3を制している秋田ですが、今季の強さは少し赴きが異なるようです。果たして、クラブが目指す「秋田スタイル」とは何か? そしてコロナ禍のアクシデントをどのように乗り越えて、今季の強さにつなげることに成功したのか。吉田謙監督、岩瀬浩介社長、そして前監督の間瀬秀一さんの証言も交えながら、その秘密に迫っていきます。

 最後になりましたが、宇都宮の新著発売に関するお知らせです。新著の発売日が11月16日に決定いたしました! まもなくタイトルとカバーデザインも発表いたします。そして近日、宇都宮運営のショップ「徹壱堂」では、特典付きサイン本のご予約を開始予定です。準備が出来次第のご案内となりますので、「買うならサイン本が欲しい!」とお考えの方は今しばらくお待ちくださいね。「徹壱堂」はWM会員様以外でもご購入いただけます。お気軽にご利用ください。

 それでは10月後半のWMもどうぞよろしくお願いいたします。

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