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小川佳純監督「フタさんへの気遣い? 当然ですよ(笑)」  特集! 2度目の地域CLに挑むFC TIAMO枚方<2/2>

二川孝広「監督からは気遣いみたいものが感じられますね」 特集! 2度目の地域CLに挑むFC TIAMO枚方<1/2>

 いよいよ本日より開幕した、地域CL。今年は1次ラウンドが11月8日から10日まで、決勝ラウンドが19日から23日まで開催される。そんな中、今週は関西リーグを制した、FC TIAMO枚方にフォーカス。二川孝広選手に続いて、今回はグラサポ必見、小川佳純監督のインタビューをお届けする。

 小川監督は現役時代、名古屋グランパス、サガン鳥栖、アルビレックス新潟でプレー。昨シーズンいっぱいで、35歳で現役を引退した。驚いたのが、その後の進路。FC TIAMO枚方の監督就任が発表された時、「なぜ地域リーグの監督?」「なぜ地縁のない大阪?」という2つの疑問が浮かんだ。

 今回のインタビューでは、枚方の監督就任までの経緯や初めての関西リーグの振り返り、そして地域CLに向けた決意表明についても語ってもらった。元Jリーガーを擁するものの、今ひとつ情報が少なかった枚方。今回のインタビューで、地域CLを楽しむ一助となれば幸いである。(取材日:2020年10月30日@四條畷市)

<2/2>目次

*当初のオファーは「選手として来てくれないか?」

*関西リーグはJの指導者となるための「学びの場」

*名古屋では「中間管理職みたいな立場でした(笑)」

当初のオファーは「選手として来てくれないか?」

──今日はよろしくお願いします。昨日の天皇杯3回戦では、アルテリーヴォ和歌山に敗れたことを受けて「この敗戦を糧に」というコメントを残していました。おそらく地域CLに向けてのものと思われますが、具体的にお話いただけますでしょうか?

小川 昨日は2点先制してから、後半に追いつかれてしまい、延長戦で逆転を許すという負け方でした。よく「20は危険なスコア」と言いますけど、まさにそういうパターンでしたよね(苦笑)。関西リーグのおこしやす京都との最終節(22)は、2点のビハインドから追いついた展開だったんですが、ウチがリードしてからやられるというケースは初めてだったんです。もっと言うと、今季から僕が監督に就任して、11試合目の公式戦で初めての敗戦だったんです。

──そうでしたか。

小川 そうなんです。同じ関西リーグを戦う相手に、ああいう負け方をしていまいましたが、自分たちがやろうとしていたことは120分やってくれたとは思っています。ただ、2点リードしたところで、ちょっとしたミスから失点してしまい、そのまま流れを引き戻すことはできませんでした。僕自身、選手交代のタイミングを含めて反省点はあります。いずれにしても、リードしている状況から確実に勝ち点3につなげられないと、地域CL突破は難しい。そういう意味での「この敗戦を糧に」だったんです。

──地域CLに向けたお話は、またあらためて伺うとして、まずはFC TIAMO枚方の監督に就任した経緯からお聞きしたいと思います。昨シーズン終了後、J2のアルビレックス新潟で現役引退を発表したのが35歳でした。その後、どうされるのかなと思っていたら、枚方での監督就任。いきなり地域リーグで、しかも地縁のない大阪ということに、非常に興味を惹かれました。現役引退から監督就任までの間、どんなことがあったのでしょう?

小川 引退後、どこに目標を置いて何をするのか、ずっと考えていました。それで自分のキャリアを振り返ってみた時に、やっぱり2010年に名古屋グランパスでリーグ優勝した喜びがすごくあったんですね。だから現役を引退しても、J1のタイトルを獲得することに携われる仕事がしたいって考えるようになったんです。

──つまり指導者になる、という考え方でしょうか。とはいえJ1クラブの監督というと、やはり道のりは長いですよね?

小川 おっしゃるとおりです。引退したらまず、スクールとかジュニアユースの指導から始まりますよね。もちろん現役時代の実績とか、クラブへの貢献度で飛び級みたいなこともありますけど、基本的には順番待ちの状況です。スクールコーチからのスタートだと、Jクラブのトップチームの指導者になるのは、何年もかかってしまう。だったら、母校の(明治)大学のコーチングスタッフとか、あるいは自分でスクールを立ち上げるとか、そういう道もあるんじゃないか? そう考えていた時に、巻佑樹から連絡があったんです。

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