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『予測不能のプレミアリーグ完全ガイド』著者が考える 日本のプレミアファンが煽り文化を模倣することの是非

 本題に入る前に、まずはオンラインのイベントのご案内。5月10日(月)の20時より、OWL Magazineとハフコミの共同企画で「フットボールの白地図」47都道府県コンプリートを記念して、このようなオンラインイベントを開催することになった。

 出演はOWL Magazine編集長の大澤あすかさん、そして副編集長のキャプテンさかまきさん。第1部はYouTubeにて一般公開、第2部はZoomにてOWLとハフコミの会員限定で開催する。当日は「フットボールの白地図」で取り上げた、47都道府県を8地域に分け、それぞれの「ニッチな県」をピックアップ。その知られざる魅力について、大いに語り合っていく。毎週のnoteでの掲載を楽しみにしている方、あるいは「地域とフットボール」に関心のある方、ぜひともご参加いただければ幸いである(YouTubeでのURLは後日発表)。

 さて、本題。先日、久々にプレミアパブ代表の内藤秀明さんと語り合う機会を得た。1990年生まれの内藤さんは、2012年に約1年間ロンドンに留学して、現地で92試合を観戦。以降、ほぼ毎年現地に赴いては、プレミアリーグに関する情報発信を続けている。ただ記事を発表するだけでない。YouTubeチャンネルを開設したり、リアルなコミュニティであるプレミアパブを作ったり、その活動は多岐にわたる。

 そんな内藤さんが、今年2月に上梓したのが『予測不能のプレミアリーグ完全ガイド』(エルゴラッソ)。ちょうどサウサンプトンに移籍したばかりの南野拓実もカバーを飾っている。ちなみに内藤さん、かねてより「南野はサウサンプトンに移籍すべき」と主張していた。「絶妙なタイミングでしたね」と水を向けると、嬉しそうにこう語る。

「タイミング的にはギリギリでしたね。出版時点で、一度でも首位に立ったことがあるクラブの有名選手を表紙にピックアップしたいんですけど、どうしてもサウサンプトンだけは見当たらなかったんですよ。デイビッド・ベッカムの再来と呼ばれている(ジェームズ・)ウォード=プラウズという選手がいるんですけど、ちょっとマニアックかなと(苦笑)。そんな感じで迷っていた時に、南野の移籍が決まったんですよね」

 ちょうどその日は、欧州スーパーリーグ構想が発表されたばかり。プレミア勢からは、内藤さんが長年応援しているという、マンチェスター・ユナイテッドを含む6クラブが名を連ねていた。その後、瞬く間にプレミア勢が脱落していくとは、さすがの内藤さんも予想できなかっただろう。その代わり、こんな興味深い指摘をしている。

「今回のスーパーリーグについて思うのは、スポーツビジネスだけでなくメディアの分野でもアメリカの影響を受けているということなんですよね。『The Athletic』というアメリカのスポーツ総合メディアがあるんですけど、そこが英国の有名番記者をことごとく引き抜いているんですよ。知人の記者も『The Athleticだったら、自分が納得できる記事が書けるから楽しい』と言っていました。読者としても、月額1000円くらいで、プレミアのありとあらゆる情報が手に入るので、重宝はしているんですが……

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