宇都宮徹壱ウェブマガジン

#ウチ壱 インタビュー「クラブとマスコット 新たな関係性の始まり」ささゆかさん😍マリノスケ

「Jマスコット ウチの子が一番!」の告知を開始してから、2週間が過ぎた。第1回の課題は、横浜F・マリノスの「マリノスケ」。うれしいことに、マリサポの皆さんやマスコットファンの皆さんがRTしていただいたおかげもあり、なんとか企画を成立させるくらいの点数は集まった(ご応募いただいた皆さん、ありがとうございます)。

とはいえ。前回のマスコット総選挙の優勝者であり、なおかつ首都圏を代表するビッグクラブのマスコットにしては「ちょっと寂しいんじゃないの?」という思いも、正直ないわけではない。そこで、強力な助っ人にご登場いただくことにした。F・マリノスのサポーターであり、マスコット界のインフルエンサーのひとりであり、そして何より「マリノスケ命!」の女性といえば──。

そう、ささゆかさんである。今月は、ささゆかさんにマリノスケの魅力を語っていただくことで、さらなる作品募集を呼びかけることにしたい。6月30日の締め切りまで、あと9日。会員限定部分では、マリノスケを撮影する上での重要なヒントもいただいたので、WM会員の皆さんも、ふるってご参加いただきたい(なお、SNSで拡散する際には「#ウチ壱」でお願いします)。

●募集期間
・2021年6月7日(月)~6月30日(水)
●送っていただく画像について
・ホームゲームやイベントなどで撮影した、マスコットの写真。または、ご自身のぬいぐるみを撮影した、ぬい撮り写真(いずれも課題マスコットに限ります)。
・お1人さま1点限定でお願いします(WM会員の方は3点まで可)。
・画像形式はjpeg、サイズは横800ピクセル以上、縦450ピクセル以上で1MB以内。

●メールでの記入事項
・お名前(ハンドルネーム可)
・年齢
・お住まいの都道府県
・サポートクラブ
・好きなマスコット
・作品に関するコメント(200字程度)
・メールアドレス(受賞された方への連絡用)

●送り先のメールアドレス
infotetewm@targma.jp

※優秀作品は当WMにて、翌月第2週に公開予定(お名前+都道府県、コメントも掲載)。なお、あくまで「作品」としての扱いになりますので、写り込んだ方のお顔に画像処理は施しません。あらかじめご了承ください。

 

「まず、2019年にF・マリノスが優勝して、新たに見えた景色がありました。そこから、クラブとマスコットとの新しい関係性が生まれたんですね」

そう語る、ささゆかさん。F・マリノスのJ1優勝は15年ぶり。前回優勝の2004年と今とでは、マスコットをめぐる環境も大きく異なる。良くも悪くも「ゲームの添え物」的でしかなかったマスコットが、ゴール裏から盛大なコールを受けることなど、前回優勝の時は考えられなかった。

「それまでも、マスコットを大切にするクラブはありましたが、応援の熱狂とは一番遠いところにいるのがマスコット、という位置づけだったように思えます。ファミリーや初心者を置いていかない、施策としてのマスコットは大事です。でも同時に、マスコット好きだとヌルく見られるというような風潮が存在することには、違和感がありました」

そうした状況が劇的に変わったのが、F・マリノスがリーグチャンピオンとして出場していた2020年のゼロックス。そのハーフタイム、マスコット総選挙の優勝がマリノスケと発表された瞬間に、それは起こった。

「あの時、ゴール裏からスタンドまでマリノスケのコールが起こって、まるで選手のように応援されていたんです。その景色をつくるために、コールリーダーを含めたみんなで、いい雰囲気を作ってくれたのが本当にうれしかったですね」

その後、新型コロナの感染拡大により、リーグ戦は4カ月の中断を余儀なくされ、すべてのJクラブの経営を逼迫させることとなった。もちろん、F・マリノスとて例外ではない。そんな中、クラブの窮地を救う一助となったのが、マリノスケ関連のグッズだった。

「コロナが流行り出した頃、入場料収入はグッズを通しての金銭的支援を募ることもできないクラブが相次いでいました。海外工場や流通もストップして、プロダクトを作ることができませんでしたから。そんな中、マリノスケのマスコット総選挙優勝記念グッズは、すでに発注が済んでいたタイミングだったので、多くのマリノスサポーターが支援の気持ちを込めて買うことができたんです」

(残り 2243文字/全文: 4024文字)

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