TOKYO2020は「日本の風景を変える」? 感動や思い出だけでなかったTOKYO1964
本題に入る前に、まずはイベントの告知から。
新著『蹴日本紀行 47都道府県フットボールのある風景』発売を記念して、8月1日(日)の夜にオンラインによるトークイベントを開催することになった。いずれもYouTube Liveで、第1部はこちらで一般公開、第2部は宇都宮徹壱WM・ハフコミ・OWL magazineの会員向けの限定公開となっている(こちらのURLは本稿の最後に記載したのでご参照いただきたい)。
それぞれのゲストと内容については、こちらをご覧いただくとして、ここでは第1部にJリーグ常勤理事の佐伯夕利子さんをお招きすることになった理由を明らかにしておきたい。佐伯さんといえば、当WMでのインタビュー記事をご記憶されている方も少なくないだろう。1992年にスペインに移住し、現地で長年にわたり指導者としてのキャリアを築いてきた佐伯さんとの対談のテーマは「Jリーグが変えた日本の風景」である。
Jリーグの開幕から28年間、日本のフットボールのある風景は大きく変化していった。その変化の本質について、長年にわたって祖国を離れて暮らしている佐伯さんであれば、見事に言語化していただけるのではないか。それともうひとつ、佐伯さんが深く関わっているシャレン!(Jリーグ社会連携)についても、このイベントを通して広く知っていただければと考えている。なぜならシャレン!もまた、この国の風景を大きく変える可能性を秘めていると考えるからだ。
実のところ、今回は「ダメ元」でオファーさせていただいたのだが、幸いにしてJリーグからも佐伯さんご本人からも、すぐにご快諾いただいたのでほっとしている。8月1日は、東京五輪は男女ともサッカーのゲームはない。20時スタートで45分間(アディショナルタイムあり)のトークイベント。お時間がある方は、ぜひご参加いただければ幸いである。ということで、告知タイムはここまで。ここから先は「日本の風景を変える」というお題を拝借しながら、今月23日に開幕した東京五輪について考察することにしたい。
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