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「福山シティFC✕いぬゆな」で何が生まれるのか? ハーフウェイクラブのSNS発信を考える<2/2>

「福山シティFC✕いぬゆな」で何が生まれるのか? ハーフウェイクラブのSNS発信を考える<1/2>

<2/2>目次

*Twitterを使いこなせると表現力が向上する理由

*YouTubeではJリーグはBリーグより遅れている?

*福山とは「ビジネスの面で一緒に大きくなりたい」

Twitterを使いこなせると表現力が向上する理由

──小林さんに質問です。福山シティがSNSコーチと契約したのが3月。そこから実際のコーチングがスタートしたとのことですが、小林さんご自身はもともと、いぬゆなさんの存在はご存じだったのでしょうか?

小林 いぬゆなさんのアカウントは、実は入社前から知っていて「ジェフがすごく好きな人」っていうイメージでした。Twitterでたくさん発信されていますし、フォロワーも多いので、参考になることをたくさん教えていただいています。

──いぬゆなさんのコーチングで、特に印象的な言葉ってありますか?

 小林 クラブで出したツイートに対して「これはいいですね」とか「こうした方がいいですよ」というのを結構的確にご指摘いただいていたんですが、あまり覚えていなくて……(笑)。

沼田 そのくらいがちょうどいいですよ(笑)。どこのクラブもそうですが、最新のツイートを何個かピックアップして、フィードバックするということは必ずやっていることです。「こういう表現をする場合、どちらかというとこっちの方がいいですよ」というロジックをお伝えしているので、内容をはっきり覚えていなくても理解していただいていると思います。それでまったく問題ないですよ。

──いぬゆなさんのフィードバックを受けている中で、ツイートの内容に変化というか、成長の跡みたなものは実感していますか?

小林 パッと見た時の見やすさとか、文章をいかに簡潔に表現するかとか、そういう部分は意識するようになりました。あと、ハッシュタグの付け方ですかね。だらだら書いているだけだと、すぐに埋もれて読まれなくなってしまうので、そうならないようにするにはどうすればいいのか、常に考えるようになりました。入社当初は、何から書こうかなというのが結構ありましたが、慣れてきたというのもあって、どんな文脈でどれくらいの情報量をTwitter上で提示していくかというのは、つかめてきた感じです。 

沼田 これは余談ですが、140文字しか表示できないTwitterを使いこなせると、間違いなく表現力が向上します。原稿用紙の3分の1くらいのボリュームじゃないですか。読書感想文なんかだと、400字詰めの原稿用紙を1枚とか2枚くらいで書くわけですけど、それを削ぎ落とすことを繰り返すことで、言葉がどんどん磨かれていくんですよね。ですからSNS発信を学ぶことは、それだけが目的ではなくて、リリースとか社内外のメールとか、すべてのテキストコミュニケーションにいい影響を与えるんですよ。 

──短かくても相手に届く文章、目を引く表現というのは、コピーライティングの世界に近い感覚なんでしょうか?

沼田 実は僕、コピーライティングがすごく苦手なんですが、確かに近いと思います。ただしコピーライティングだと、Twitterよりも平均文字数が少ないと思うので、むしろ作詞に似ているのかもしれないですね。

──なるほど、それにしてもクラブのSNS発信というのは、Twitterだけではないですよね。福山シティの場合、他にいくつアカウントを持っているんですか?

小林 Twitterのほかに、InstagramFacebookTikTokYouTubeです。

──それって全部、小林さんが担当しているのですか?

小林 はい、そうです。YouTubeの編集は、別の人にお願いしていますが、動画を出すところは担当しています。

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