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宇都宮徹壱ウェブマガジン

都道府県魅力度ランキングとホームタウン制度撤廃報道 あらためて考えたい「Jリーグが地域にもたらしたもの」

 先週の日曜日、Jリーグがいうところの「一部報道」に、日本中のサッカーファンが色めき立つこととなった。Jリーグ 来季ホームタウン制撤廃へ 創設時の理念「地域密着」から新様式に 今月中にも正式決定》という、こちらの記事が出たのは、早朝の5時32分であった。その後、心あるJクラブの社長が相次いで反応。最後にJリーグ公式が、同日正午のタイミングで、この報道を否定するステートメントを発表した(参照)。これを境に事態は急速に沈静化してゆく。

 その日、たまたま早起きしてこの記事を見つけた私は、条件反射的に引用RTをしてしまった。今にして思えば、いささかうかつだったと言わざるを得ない。が、この記事が単なる「飛ばし」と思えなかっただけの伏線はあった。最近でも「Jクラブ数を上限60に」とか、あるいは「Jリーグのプレミア化を検討」といった報道もあった。今回の「撤廃」という見出しは、確かに煽りすぎではあった。それでも、Jリーグが大きな変革を迫られている空気感は、それ以前から漏れ伝わってきていたのも事実である。

 本件を好意的に捉えるなら、Jリーグ28年の歴史の中で培われてきた「ホームタウン制」や「地域密着」が、ファンの間でしっかり根づいたことを可視化させる効果があったことだ。そこで少し角度を変えた視点から、Jリーグが時間を懸けて定着させてきた、ホームタウン制と地域密着について考察してみたい。そのヒントとなるのが、このほど発表された都道府県魅力度ランキング2021。ちょうど「47都道府県」にこだわった写真集を出した人間としては、こちらについても言及しなければなるまい。

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