宇都宮徹壱ウェブマガジン

十日町での取材、書籍企画その後、そして3年ぶりのいわき 4月11日(月)〜17日(日)

4月11日(月)晴れ@新潟~十日町~東京

 5時30分起床。36.0度。新しい1週間は取材先の新潟から。今回チョイスしたホテルは、これまで新潟で宿泊した中で最も満足度が高かった。地下には大浴場があり、朝食のバリエーションも豊か。駅から近いのもありがたい。今後、新潟を訪れた時には、ここを定宿にしよう。

 チェックアウトを済ませて、7時19分に新幹線ときに乗車。越後湯沢で北越急行ほくほく線に乗り換える。途中、車窓から見える風景は雪があちこちに残っていた。8時52分に十日町駅に到着。出迎えてくれたのは、新潟県サッカー協会理事の若山裕さん、十日町サッカー協会会長の大島仁さん、そして十日町市教育委員会で国際交流を担当している、クロアチア人のスヴェン・ビエランさん。豪華メンバーの出迎えに恐縮する。

 今回の取材は、20年前の2002年ワールドカップで、クロアチア代表キャンプを誘致した若山さんに取材しつつ、大会が人口5万人足らずの地方都市に何を残したのかを探るというもの。帰りの電車は15時なので、滞在時間は6時間。有効に活用しながら、実りある取材としたい。

 まずは本業が保険代行業である、若山さんの事務所にて1時間半のインタビュー。当初、十日町はもともと、イタリア代表のキャンプ誘致を考えており、宮城県に持っていかれてからスペイン、ポーランドと交渉。しかし両国ともグループステージが韓国となったため、ポーランドの紹介でクロアチアが浮上。十日町とクロアチアとの出会いは、偶然の産物であった。

 その後は若山さんの運転で、クロアチア代表がトレーニングで使用していたクロアチアピッチを見学。まだまだ雪が2メートルくらい残っている中、ありがたいことに記念碑の周辺は事前に雪を取り除いてあったので、プレートに刻まれた当時のメンバーの名前をしっかり撮影できた。大島さんとはここでお別れ。

 その後は、クロアチア代表が宿泊したホテルや、東京五輪で柔道や空手の選手がトレーニングで使用した体育館を見学。少し遅めのランチはこちらのお店へ。新潟では何度もへぎそばをいただいてきたが、実はこのお店が元祖。美味しいそばと天ぷらをいただきたながら、若山さん、スヴェンさんとクロアチアの話で大いに盛り上がった。

 その後、当地の日本酒である松乃井をお土産で購入。お世話になった皆さんにお礼を申し上げて、15時11分発のほくほく線に乗車する。越後湯沢まで戻り、新幹線たにがわに乗車。移動の間はずっと先週の日記のまとめ作業をしていた。18時30分に帰宅。ほっと一息する間もなく、今日のハフコミウェビナーの準備を開始する。

 カミさんが作り置きしてくれた、新玉ねぎと肉団子のスープをいただき、20時からウェビナーを開始。この日はJリーグ社会連携部の鈴木順部長をお招きして、ハーフウェイクラブでもできる社会連携について語っていただいた。第2部では、ガイナーレ鳥取の「かーねる」こと高島祐亮さんも登場。より議論を深めることができた。

 22時30分にハフコミウェビナーが無事終了。来月のゲストについては、今日のリアクションを考慮しながら選考を進めることにしたい。ウェビナーの途中で帰宅したカミさんとビールで乾杯。焼酎を少しいただいて、23時30分就寝。

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