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【座談会】11年ぶりの「信州ダービー」をどう迎えるべきか  「Jリーグの日」の注目の一戦を当事者目線で語る<1/2>

 5月15日は「Jリーグの日」。今年は日曜日にあたり、J2J3の14試合が開催される。その中でも注目しているのが、長野Uスタジアムで開催される、AC長野パルセイロ対松本山雅FCの「信州ダービー」。リーグ戦で両者が対戦するのは、2011年のJFL以来、実に11年ぶりとなる。

 信州ダービーといえば、2009年の北信越リーグを描いたドキュメンタリー映画『クラシコ』を思い出す方も少なくないだろう。そこで今回は、この映画にゆかりのある3人のゲストをお招きすることにした。山雅のゴール裏で太鼓を叩いていた、澄山シンさん。山雅からパルセイロへの「禁断の移籍」で注目された、土橋宏由樹さん。そして映画『クラシコ』の監督を務めた、樋本淳さんである。

 最近では両クラブとも「Jリーグ以降」しか知らないサポーターも増えていると聞く。ならば、ということで当時を知る皆さんに、それぞれの立場から「信州ダービーとは何か?」について語り尽くしていただいた。往時の盛り上がりを懐かしく感じる方も、Jリーグ以降のサポの方も、ぜひ最後までお読みいただきたい。

 なお、澄山さんや私も寄稿している『〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 信州編』は、5月24日から発売予定。こちらも併せて、お楽しみいただければ幸いである。(2022年4月25日、オンラインにて収録)

<1/2>目次

*「J3での信州ダービー」をどう受け入れる?

*「崖っぷちのクラシコ」から時代は変わって

*松本をロケハンした夜『まるちゃん』に遭遇!

J3での信州ダービー」をどう受け入れる?

──Jリーグの日」である5月15日、ついに11年ぶりに信州ダービーが行われるということで、映画『クラシコ』にゆかりのある方々に集まっていただきました。おひとりずつ、簡単な自己紹介からお願いします。まずはシンさんから。

澄山 澄山シンと申します。映画『クラシコ』撮影当時、松本山雅FCのゴール裏で太鼓を叩いておりましたので、いわゆるコアサポーターのひとりとして映画に登場しております。近況としましては、近日発売になります『〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 信州編』という本がございまして、松本のサポーターのおじさん代表、みたいな形で文章を寄せさせていただいております。

土橋 松本山雅FCAC長野パルセイロでプレーをした、土橋宏由樹です。今はTVやラジオなどのメディアを通じて、信州スポーツに関わることを発信しながら、ボアルース長野フットサルクラブでGMをやっています。今日はよろしくお願いします。

樋本 映画『クラシコ』で監督をやらせていただきました、樋本淳です、皆さん、お久しぶりです(笑)。2009年の春先から1年間、ずっと追いかけさせていただいて、皆さんには本当にお世話になりました。肩書は映画監督なんですが、最近は報道系のTVの仕事もやっています。息子が野球をやっているので、最近は野球を見ることが多くなっているんですが、サッカーについてはイタリアが2大会連続でワールドカップ出場を逃したことに衝撃を受けております。

──樋本さんとは以前、テレ朝のワイドショーにゲストコメンテーターとして呼んでいただいて以来ですが、おふたりとお話するのは映画の撮影以来でしょうか?

樋本 土橋さんとは、あれ以来ですね。シンさんとは、山雅がJ1に上がったタイミング(2015年)で池袋のシネマ・ロサで凱旋上映をした時、わざわざ遠征に来ていましたよね。さすがだなと思いました(笑)。

土橋 僕はシンさんとは、山雅のイベントでお会いした時に握手しましたよね。

澄山 そうそう。確か喫茶山雅の何周年だかのイベントで、かつて山雅に所属していた元選手にあちこちに声をかけたんですよね。「あれ、土橋くんがいる!?」と思って。

──土橋さんは現役を引退されたのは?

土橋 2011年ですから、まさに信州ダービーが最後に行われた年ですよね。ちなみにダービーには2試合とも出場していて、アルウィンではゴールを決めています。

──そうでした! そんなわけで、さっそく本題に入りたいと思います。まずはJリーグの公式戦として、初めて信州ダービーが行われることについて、それぞれの感慨を伺いたいと思います。今度は土橋さんから。

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