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お笑い芸人とVTuber女子がJ3の楽しさを語り尽くす! 井上マー(ミルアカ)×冬原その(VTuber)<2/2>

お笑い芸人とVTuber女子がJ3の楽しさを語り尽くす! 井上マー(ミルアカ)×冬原その(VTuber)<1/2>

 

<2/2>目次

*冬原そのが重視するのは「ロマンが感じられること」

*もしスタジアムに向かう見知らぬ人と目が合ったら

*戦術に詳しくない人はサッカーを語ってはいけない?

冬原そのが重視するのは「ロマンが感じられること」

──つづいてマーさんから、冬原さんに聞いてみたいことはありますか?

マー 女性ファンがJリーグにハマるきっかけって、いろいろあると思うんですけど、冬原さんはどういうところに魅力を感じたんですか?

その 私はいつも「ロマンが感じられること」を重視しています。Jリーグのロマンポイントは、スタンドに入った時に目の前に広がる風景ですね。広い空と青々としたピッチ。これはカテゴリーに関係なく、ロマンを感じる方は多いと思います。加えてJ3の場合、スタンドがぎゅうぎゅうになるくらい人が入っているわけではないので、ひとりひとりのスペースにゆとりがあるんですよね。家族連れなんかだと、明らかにピクニック気分で、芝生席に座っていたりするじゃないですか(笑)。

マー わかります! 子供が走り回ったり、ゴロゴロと転がったり。親御さんにしてみれば、J1の人気クラブの試合に行くよりも楽ですし、子供たちもじっと座っているよりもはるかに楽しいでしょうからね(笑)。

その あと、一生懸命応援しているサポの近くで昼寝しているおじいさんとか、手作りの被り物で自らマスコットになろうとしている人とか(笑)。

マー いますいます、名物サポーターになろうとしている人って、いますよね!

その J3のスタジアムって、若い人もいればお年寄りの人もいて、それぞれの熱量でサッカーを楽しんでいる印象です。そういう風景にロマンが感じられて、私にとってのJリーグの好きポイントになっているんですよね。

──冬原さんの視点って『ディス・イズ・ザ・デイ』で知られる、津村記久子さんの視点に非常に近しいものを感じます。彼女も鹿児島のスタジアムを訪れて、さまざまなサッカーの楽しみ方をしている人たちの姿を見て感動していましたから。

マー ああ、そうでしたね。気がつけば僕も、J3の試合で仕事をさせていただくことになって大変ありがたく思っています。でも一方で、何となくスタジアムに足を運んで、だらだら試合を楽しんでいた時代を懐かしく感じることもありますね。

──私から冬原さんに質問なんですが、最近訪れたスタジアムで、印象に残っているものがあれば教えてください。

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