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元日本代表MF細貝萌がタイ王者・ブリーラムに完全移籍!来季はACLで天皇杯覇者と対戦【日泰移籍情報】

「サッカー選手としてもっと成長し続けたい」

柏レイソルは6日、MF細貝萌がタイリーグのブリーラム・ユナイテッドに完全移籍することを発表した。

元日本代表の細貝は2005年に浦和レッズでプロキャリアをスタートさせ、その後ドイツのレバークーゼン、ヘルタ・ベルリン、シュツットガルトなどでプレー。2017年に柏レイソルに加入してJリーグ復帰を果たすと、2シーズンでJ1リーグ22試合に出場した。

細貝はクラブの公式サイトを通じて、新たな挑戦を決意した思いを次のように述べている。

このままレイソルの選手として仲間と一緒にプレーし続けたい気持ち、若い選手が多いレイソルで自分が経験してきたことを間近で伝えていきたい気持ち、様々な思いの中で悩み、葛藤もしましたが、サッカー選手として自分自身がもっと成長し続けたい、その気持ちで新しいチャレンジをすることに決めました。

タイサッカーの躍進を牽引する最強軍団

細貝の移籍するブリーラム・ユナイテッドは、リーグ制覇7度を誇るタイ最強のクラブ。2011年以降の8シーズンで優勝を逃したのは2012年と2016年の2度のみで、2018年シーズンも2位のバンコク・ユナイテッドに勝ち点16の差をつける圧倒的な強さで制した。ACL2018でもグループステージでセレッソ大阪を抑えて決勝トーナメントに進んでいる。

タイを代表するビッグクラブへの歩みを始めたのは2009年、ブリーラム県の大物政治家であるネーウィン・チッチョープがクラブを買収したことによるが、決して単なる金満クラブではない。育成を含めた強化を継続的に行い、2018年のタイリーグで史上最年少ゴール(15歳9ヵ月22日)をマークしたFWスパナット・ムアンターなどの傑出した才能も輩出。近年のタイサッカー界の躍進を本質的に支える原動力となっているのは間違いない。

来季、ブリーラム・ユナイテッドはACLで日本の天皇杯覇者と同グループを戦う。日本代表キャップ30を誇り、タイリーグでは久々の大物日本人選手と言える細貝が、タイ最強軍団の一員としてアジアの舞台でJリーグ勢と対戦する日が今から楽しみだ。

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