フットボール タイランド

AFFスズキカップ準決勝2ndレグ・タイvsマレーシア【泰国蹴球紀行~バンコク・ラジャマンガラスタジアム】

タイサッカーの聖地・ラジャマンガラスタジアムは、バンコクの中心部を流れるセンセープ運河沿いにある。バンコクの交通渋滞を避けるには「モーターサイ」と呼ばれるいわゆるバイクタクシーが有効だが、もうひとつの手がこの運河を行き交う水上バス。最寄りの船着場からの小道はそのままスタジアムのほぼ正面へとつながっているため、ラジャマンガラ入りのちょっとした裏技と言える。

今もバンコクの人たちの日常の足となっているセンセープ運河の水上バス。

スタジアム近くに宿を取っていたため、わずか一駅の乗船。

晴天のラジャマンガラの空にはためくタイ国旗。

この日、12月5日はタイ王国にとって特別な日だ。長く国民からの大きな尊敬を集め、一昨年に崩御したプミポン・アドゥンヤデート前国王の誕生日で、タイの人たちはこの日を「父の日」として扱ってきた。現在も休日であるため、まだキックオフまで5時間以上ある時間帯だったが、スタジアム周辺にはタイ代表の青を纏った人たちの姿がすでに多く見られた。

決戦の5時間以上前、スタジアム横の芝生エリアでくつろぐタイのサポーターたち。

スタジアムへと続く道には、すでに多くのタイ代表グッズが並んでいる。青、赤、白のタイカラーは、タイの強い太陽によく映える。

次のページ

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ