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AFCカップ観戦&「ラオスのキング」に会いにビエンチャンへ【泰国日記/2019年2月25日(月)~28日(木)@バンコク~ラオス・ビエンチャン】

2019年2月25日(月)@バンコク

バンコクの歓楽街のひとつ、ソイカウボーイ

9時起床。今日は終日、バンコクで過ごすことができる。今回の取材旅、都市間の移動が全くない一日はこれが最初で最後になるかもしれない。宿の近くには朝食にいい感じの屋台や飲食店がなかったので、セブンのサンドイッチとちょうど宿の前に来ていた果物屋台のパイナップルとスイカを朝食に。

タイの果物は安くておいしい。けっこうなボリュームのパイナップルとスイカで計100円ちょっと

明日からは長距離の移動が続くから、溜まっている原稿や写真の整理など、そして洗濯も済ませておかなければいけない。もう一泊、同じ宿に滞在することにして延泊の手続きをし、諸々の作業を片づける。午後2時、最寄りのBTS(高架鉄道)オンヌット駅まで出て、フードコートで遅めの昼食。食後はタイマッサージを2時間。「マッサージ2時間」は、タイではいたって普通のことだ。

オンヌット駅の横にある大型スーパー「ビッグC」のフードコート。タイにはこういったフードコートがよくある

ドライカレーにチキンとカレーをかけたようなもの。スムージーと合わせて400円くらい

オンヌットのマッサージ通りのひとつ。1時間200バーツ(約700円)と、都心より少し安い

やけに行列ができていたオンヌット駅下のタピオカミルクティー的な店。都心の半額くらいの値段で、あっさりしていて美味。人気の理由はわかった

宿で仕事をする気分でもなかったので都心方面へ出て、アソークのスタバで原稿書きと明日の移動手段や宿などについての下調べ。22時の閉店まで滞在。小腹がすき、アソーク駅至近の歓楽街「ソイカウボーイ」内にあるハンバーガーが食べたくなる。その店に向かう途中、ソイ(通り)の入り口の路上バーでつかまってビールの小瓶を1本だけいただく。その後、目的のハンバーガーを食して宿へ戻る。明日は隣国ラオスへの「大移動」となるかもしれない。1時就寝。

ソイカウボーイ内で食べられるハンバーガー、ドリンクセット。200バーツくらい

ちなみに、ソイの入り口ではこのコたちにつかまった(苦笑) 写真ご自由に使って、とのことなので

2019年2月26日(火)@バンコク

長距離鉄道の発着点、フアランポーン駅(バンコク中央駅)

8時起床。今日はメコン川を挟んだタイの東隣の国ラオスへの移動。T1第1節と第2節の間の平日をどう使うべきか考えていたが、最終的な選択肢は2つだった。ラオスと同じくタイの東側に接するカンボジアの首都プノンペンで26日に決勝が行われるAFF U-22選手権に足を運ぶか、もしくはラオスの首都ビエンチャンで27日に開催されるAFCカップを見に行くか。26日にプノンペンでU-22の決勝を見てビエンチャンへ移動、というのも考えたが、かなりバタバタになってしまいそうだった。結局、自分と同い年でラオスリーグ5シーズンで得点王4度の「ラオスのキング」本間和生選手に久々に会いたいという思いもあり、ビエンチャンを選択した。

毎度のことながら、移動手段はきっちりとは決めていない。バンコクからビエンチャンへの移動はバス、鉄道、飛行機の3択。飛行機ならラオス国境に近いウドンターニーまで飛んで、そこから陸路で入国するという手もある(ビエンチャンはタイ国境に面した街であり、直接ビエンチャンの空港まで飛ぶよりも断然経費は安く上がる)。試合は明日の夜であり、時間もあることだから、今回は久しぶりに陸で移動しようかとぼんやりと決めて宿を出る。

昨日と同じフードコートで昼食。食後、スーツケースを置いたまま外に出てしまい、ヒヤリ。治安の悪い国ならアウトだっただろう……タイでよかった

空港や駅の構内にある好レートの両替所「スーパーリッチ」で両替。銀行などと比べると、1万円でかるくタイでの一食分くらいの差額は出る

ビエンチャン行きの何らかのチケットは「タイ・チケットメジャー」(タイの「チケットぴあ」みたいなもの)で購入できるだろうと、とりあえず都心のサイアムへと向かう。大型商業施設「サイアム・パラゴン」の5Fに入っている店舗で尋ねてみたが、とりあえずビエンチャン行きの鉄道チケットは扱っていないとのこと。バスもグレードがあまりよくない席しかないようなので、ここでの購入はあきらめる。

BTSサイアム駅。サイアムは「タイの新宿」もしくは「渋谷」あたりのイメージ

「タイ・チケットメジャー」が入っているサイアム・パラゴン

サイアムからバスターミナルへは行きにくい気がしたので、長距離鉄道の発着駅であるフアランポーン駅(バンコク中央駅)へ向かうことに。グーグルマップで見ると、思っていた以上に近かったため配車アプリ「Grab」でモーターサイ(バイクタクシー)を呼ぶ。数分でやってきて、交渉いらず、目的地を伝える必要もなく、登録しておけば自動的にクレジット払いとなる。東南アジアにおけるこのアプリの便利さは圧倒的だ。

10分ほどでフアランポーン駅に到着。20時発、国境の街ノンカーイ行きの寝台列車の下段チケットを購入。上段より下段の方が100バーツほど高く、998バーツ(約3500円)。数年前より確実に高くなったと思うが、物価も上がり、車両も新装されているのだから当然だろう。ノンカーイ着は6時45分の予定、11時間近い長旅だ。

「新宿もしくは渋谷」から10分ほどで、急に「世界の車窓から」のような世界観。この多彩さもタイの魅力

タイでは朝8時と夕方6時に国歌が流れ、人々は足を止めて直立不動で国家と国王に敬意を示す。外国人も、なんとなく起立……

それにしても、本当に奇麗になった車両。以前は寒すぎた空調も適温になっていて、熟睡できた

下段にはテーブルがあって電源もあるので、作業もかなりできる。Wi-Fiも計画されているようで、そうなったら本当に快適だ

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