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タイ新国王の戴冠式、ACLブリーラム対浦和、細貝萌選手取材【泰国日記/2019年5月5日(日)~8日(水)@バンコク~ブリーラム】

2019年5月5日(日)@バンコク

14時、令和時代になって初のタイに到着。ドンムアン空港の入国審査を通るとすぐ、ワチラロンコン新国王の肖像画に出迎えられる。日本で数日前に新天皇陛下が即位されたばかりだが、タイでもこの日が新国王の戴冠式。それぞれ30年と70年を超えるひとつの大きな時代が終わり、新たな時代の始まりが同じタイミングというのは不思議な縁だ。タイ国民から絶大な尊敬を受けたプミポン前国王と日本の皇室とは昭和の時代から深い交流があっただけに、特別なものを感じてしまう。

今日は一日、バンコクで過ごすことになるのでとりあえず都心へ。タイの文化では曜日ごとに「色」が決まっていて、国王誕生日などの特別な日には国王の誕生日カラーの服を身に着けたりする。月曜日生まれのワチラロンコン新国王のカラーは黄色であるため、街中には黄色い服を着た人たちがちらほらと見受けられた(正直、前国王時代と比べると着ている人はずいぶん少ないように感じたが……。プミポン前国王の偉大さを改めて痛感)。ちなみに、プミポン前国王のカラーも黄色であったため、色の変化で新時代を感じることはできなかった。

この日はバンコクを走る電車(高架鉄道BTSと地下鉄MRT)が全て無料だった。王室関係の特別な日にはこういうことも行われる

今回の目的は、7日に行われるACLブリーラム対浦和戦の取材と、今季ブリーラムに加入した細貝萌選手のインタビュー取材。細貝選手の取材日時は、試合前日の夜から当日午後にかけてのどこかで、というアポイントになっている。細貝選手はACLグループステージには登録されていないため、試合に出る可能性がないのは残念だ。ブリーラムへは今日の深夜バスで向かうか明日朝の飛行機で向かうかで迷ったが、深夜バスは希望のクラスが満席だったので飛行機を選択。便は早朝なので、朝4時までやっているホイクワンのマッサージ店で時間をつぶして空港へ向かう。

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