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西野タイ、敵地で快勝! 9月ラウンドを暫定首位で終える【タイ代表W杯予選レポート/2次予選②インドネシア戦(A)】

ゲロラ・ブンカルノスタジアムのスタンドはガラガラだった ©FOOTBALL THAILAND

インドネシア撃破へ、西野監督は3トップを選択

東南アジア最大のライバルであるベトナムとの初戦をドローで終え、西野タイはインドネシアに乗り込んだ。アウェイではあるが、2大会連続の最終予選進出を狙うには勝ち点3がほしい一戦。西野監督も「多少のリスクをとっても勝ち点3をとりにいく」と攻撃的な姿勢を見せていた。

決戦の舞台、ジャカルタの中心地にあるゲロラ・ブンカルノスタジアムはマレーシアとの初戦で5万5千人近い観客を集めた。だが、ライバルのマレーシアに試合終了間際のゴールで逆転負けを喫し、さらにはサポーターが暴徒化してマレーシアサポーターを襲撃するという事件もあり、それを受けたボイコットのような形でタイとの第2戦のスタンドはガラガラだった。

西野監督もこの状況は予想外だったようだ。

「マレーシア戦と同じように5万人、6万人が入って非常に圧力をかけられるんじゃないかと想定はしていました。ただ、いろんな状況のなか、逆にインドネシアの選手たちが反骨してパフォーマンスを出してくるんじゃないかという恐れも感じながら。選手には平常心をもって戦うようにということは伝えました」

勝利が必要な第2戦、西野監督はスタメン、フォーメーションともに第1戦から変更してきた。第1戦では3バックのベトナムに対してティティパンを前線に配する2トップでプレッシャーをかける戦術を選択。だが、4バックのインドネシアに対しては非常に若い3人のアタッカー、20歳のスパチャイ、21歳のスパチョーク(ともにブリーラム・ユナイテッド)、そして初代表の19歳エカニット(チェンライ・ユナイテッド)を起用する3トップで臨んだ。

【タイ代表スタメン】

見えてきた形、若き3トップ+チャナティップ

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