「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

栃木フットボールマガジン、本日オープン!

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小さな物語にこそ真理がある。それを余すことなくお届けしたい。

本日から栃木フットボールマガジンがスタートする。
このWEBマガジンは、栃木SCの話題を中心にしながら、栃木のフットボール文化をどう醸成していくか、ということをあれこれ思案しながら発信していこうと試みるものだ。

とまあ、大げさなことをぶちまげてしまったが、このWEBマガジンをスタートしなきゃいけないと感じた最大の理由は、栃木SCがJ3に降格してしまったことが何より大きい。

サッカー専門メディアは軒並みJ3情報をカバーしていない。スカパー! も栃木SCの試合はときどきしか放映しない。となるとサポーターは、チームの選手たちや監督のコメントや日々の活動の、あらゆるコアな情報をいったいどう収集すればいいのだろう。そのための受け皿が絶対に必要だと感じたことが最大の動機だった。

それと、これは長年僕自身が感じてきたことだが、取材で収集した情報を既存メディアでは表に出しきれないという葛藤があった。誌面の文字数の都合だったり、活躍している選手じゃないとタイミングによっては露出しずらかったり、そんな様々な制限があった。

だが、当然ながら試合に出ていない選手にも、選手たちを下支えするスタッフたちにも、それを温かく見守るサポーターにも、必ず小さな物語がある。そして、そんな小さな物語にこそ、チームのいまを伝える真理が潜んでいたりする。

だからこそ、どんな情報にもリーチできて、フットワークを軽く、いつでも情報を発信できることがとても重要で、それが可能なメディアであることが栃木フットボールマガジンの最大の長所なのだ。もちろん、書き手は本サイトの編集長である僕が務めるのでマンパワーに限りはあるが、体力が持つ限り全力を尽くしたいと思っている。

栃木フットボールマガジンは、まずは栃木SCの選手、監督やスタッフたちの日々の一挙手一投足を、僕というフィルターを通じて漏れなく発信していくことを約束する。

そういう情報にたくさん触れることで、栃木SCのサポーターはこれまで以上にチームやクラブを様々判断するための材料をたくさん手にすることになるだろう。
それはつまり、これまで以上に深く、より深く、様々な角度から、栃木SCとの密度の濃い付き合いを始めるということだ。

さらに栃木フットボールマガジンは、栃木SCの情報に限らず、県内のフットボール、他種目、県外のフットボールや有識者たちの知見を拝借しながら、それを栃木SCの発展のために還元することを目的にもしている。

すべては栃木SCのために――。新たな挑戦をここに幕開けしたい。

 

栃木フットボールマガジン編集長 鈴木康浩

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