「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

「試合に出る・出ないに関わらず淡々と自分がやるべきことをやり続けられるお手本」MF斉藤大介はどんな選手か。徳島ヴォルティス番記者・柏原敏氏に聞く。

徳島ヴォルティスから栃木SCに完全移籍で加入したMF斉藤大介(さいとう・だいすけ)。

 

MF斉藤は「このたび、徳島ヴォルティスから移籍することが決まった斉藤大介です。必要としてもらえた中で、自分自身の経験を最大限チームに活かしたいと思います。栃木SCが1年でJ2リーグの舞台に復帰するために、常にベストを尽くして頑張りたいと思いますので、ファン・サポーターのみなさん応援よろしくお願いいたします」

 

大阪府出身。サッカーをよく知るボランチ。1980年生まれの35歳、今季プロサッカー選手として18年目のシーズンを迎える。

 

MF斉藤大介はいったいどんな選手なのか。徳島ヴォルティス番記者・柏原敏氏に話を聞いた。

【顔写真】斉藤大介1

キック精度の秀逸さは何十万本と蹴り込んできた賜物

 

――率直に斉藤大介選手はどんな選手なのでしょう。徳島ではセンターバックとボランチでプレーしていたと思います。

「センターバックというよりは、ボランチの選手として考えてもらえればいいかなと思います。徳島では急遽センターバックがケガでいなくなって入っていたので本職ではないんです。本人も当初はやるつもりがないポジションだったと思います。ただ、それでもセンターバックができてしまうのが斉藤選手。サッカーの考え方がしっかりあるんだろうと思いましたね」

――本職はボランチなんですね。

「はい。魅力はパスの精度ですね。特にロングキック。高校時代から蹴り込んでいないとできないようなキックなのでいいですよ。あとはワンタッチのパスで、アングルを変えるようなダイレクトのキック。これも確かな技術がないとできないと思うし、努力してきた選手だと思いますね」

――その辺りは技術だからこそ色褪せない。

「小さい頃から何万本、何十万本と蹴り込んできた賜物だと思います。それが一番彼らしいプレーだと思います」

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