【無料記事】栃木SC あなたもアカデミーデビューしよう!part3 栃木SCジュニアユースのカップ戦の流れについて。
栃木SCのアカデミーを観戦してみたいけれど、何を、どう見始めればいいのかわからない、なんてファン・サポーターも少なくないかもしれない。ざっと以下のとおりにまとめてみたので参考にされたい。part3となる今回は栃木SCジュニアユース年代のカップ戦の流れについて。
>>>part1 栃木SCユースの年間スケジュールはこんな感じ。
>>>part2 栃木SCジュニアユースの年間スケジュールがこれだ。
栃木県内のクラブが対象となるカップ戦は、クラブユース選手権、高円宮杯、下野杯の3つとなる。
■1.クラブユース選手権(U-15)
栃木SCは2014年に本大会へ初出場。ベスト8へ進出した。
全国への道のりは以下の通り、県予選、関東大会、本大会へと続く。(注:昨年度のレギュレーションに基づく)
・県予選(4月末~5月末)
県クラブユース連盟に登録されたチームが対象となるトーナメント戦。県1部リーグ前期の上位4チームはシードされる。上位3チームが関東大会へ駒を進める。
(昨年度は栃木SC、ウイングスSC、FCファイターズ)
・関東大会(6月中旬~7月中旬)
関東リーグ1部2部24チーム(今年の栃木SCはここから)+各都県40チーム(10枠の東京から2枠の山梨群馬まで様々)計64チームによるトーナメント。土日の連戦も含め、決勝まで6試合(40分ハーフ)をこなすハードな大会。
14チームが全国大会に進めるが、一昨年優勝の浦和レッズ、準優勝の栃木SCが昨年は共に緒戦で散るなど、非常に拮抗したレベルであるので勝ち進むのは容易ではない。
・本大会(8月)
全国から48チームが集い、予選リーグ&トーナメントで競う。会場は北海道。栃木で雷の心配をしながら練習するのと、冷房要らずの北海道で最大10日間過ごすか。どちらを選ぶかは選手の皆さん次第。健闘を祈ります。
■2.高円宮杯全日本ユース(U-15)
3年生にとっては最後の公式戦となり、敗戦=中学での引退となる。全国への道のりは以下の通り、県予選、関東予選、本大会へと続く。
・県予選(9、10月)
県リーグ1部の優勝チームは、自動的に関東リーグへ出場。トーナメントの振り分けもリーグ戦の順位によって決まる。昨年は栃木SC(リーグ優勝)、ウイングスSC(予選優勝)、ヴェルディSS小山(同準優勝)が関東大会へ。
・関東予選(11月)
関東の出場枠は現行で7。うち4つが関東リーグ1部の1~4位となる。
残りの3枠を、関東1部(8)同2部(12)各都県代表(28)による16チーム×3ブロックのトーナメントで争い、各ブロックの優勝チームのみが本大会への切符を手にする。
・本大会(12月下旬)
全国32チームによるトーナメント。栃木SCは過去3度(06年、12年、14年)出場し、特に06年は中美慶哉(現・サガン鳥栖)の活躍でベスト8。
■3.下野杯(1月末~2月中旬)
正式名称「下野杯争奪 県下中学生サッカー大会」。
その名の通り、クラブチームと部活動合わせて優勝を争う(16年は152チーム)。同一チームから複数のエントリーも可能で、2年生(U-14)、1年生(U-13)に分けて出場するチームもある。今年の栃木SCは両学年混成(イエロー、ブルー)チームで出場。ブルーチームが優勝を果たした。雪の降りがちな時期に土のグラウンドで試合をするので、対応に苦慮したり日程が順延するケースも少なくない。(文・編集部スタッフ)