【告知】次号のフットボール批評はサポーター特集『サポーターを科学する!』
次号のフットボール批評はサポーター特集。5月6日発売。
僕は最近この雑誌の編集を務めているが、今回はライターとしても参戦。
・サポーターのフィジカルを問う なぜ、彼らは膝や腰を痛めながらも跳び続けられるのか?
上記の企画を担当した。
端的にいうと、まずゴール裏のサポーターは試合中90分間に何回ジャンプしていて、その総距離はどれくらいで、消費カロリーは? といったものを数値化してみた。これについては、川崎、千葉、町田、栃木のゴール裏の総勢20名超のサポーターが快く協力をしてくれた。本当にありがたかった。
そのなかで40オーバーでまだまだゴール裏でバリバリ活躍する川崎、千葉、栃木のベテランサポーター3人の苦悩と矜持に寄り添ってみた。
膝や腰を痛めながら、なぜ彼らはジャンプを続けるのか――という視点から、記事を書いたのだが、取材自体が楽しかったし、取材を受けてくれるサポーターも普段の苦労話を面白可笑しく話してくれたので、それがそのままページになった。
栃木サポーターとして登場するのは下の写真の人…。
全体の特集テーマは『サポーターを科学する!』。
ぜひ、手に取ってもらえればと思います。
以下、目次です。
【特集】サポーターを科学する!
今号は取扱注意なサポーターというスタジアムに生息する人々の生態に科学的な視点で迫ります。前号で追及したエアインタビュー記事の問題は、大きな反響があったため、引き続きレポートしています。
・サッカーメディアにエアインタビューが蔓延する理由
・なぜ個別取材に一切応じない監督の独占インタビューが掲載されたのか?
・[インタビュー]川島 永嗣 それでも欧州で戦う理由◇元川悦子
・「ヨハン・クライフ」という生き方◇西部謙司
・犬飼基昭が語るクライフを浦和レッズの監督に招聘しようとした理由◇ミカミカンタ
・サポーターのフィジカルを問う なぜ、彼らは膝や腰を痛めながらも跳び続けられるのか?◇鈴木康浩
・心理学者と元Jリーガーに聞く、ブーイングに効果はあるか?◇ミカミカンタ
・トルシーダからティフォージまで世界のウルトラ発達史◇カルレス・ビニャス、江間慎一郎
・スペインのウルトラスと暴力騒動をめぐる闘争の物語◇ルジェー・シュリアク、江間慎一郎
・サポーター法律相談所 スタジアムの問題行動はどう裁かれるか?◇藥師神豪祐、諏訪匠
・シークレット・ガードマン 歴戦のサポーターと対峙してきたスタジアム警備員の生き様◇海江田哲朗
・帰るべき場所 スタジアム外の活動を通してベガルタ仙台サポーターが示した可能性◇ミカミカンタ
・細貝萌が語る日本、ドイツ、トルコのサポーター論◇元川悦子
・サポーターを超えた存在 スウェーデン難民支援の意義◇鈴木肇
・永久欠番 未来永劫FC岐阜とともに戦い、走り続ける背番号13◇木村元彦
・「川淵会長にレッドカードを!」デモから10年◇宇都宮徹壱
・サッカー通訳座談会 鈴木國弘、フローラン・ダバディ、千田善、トニー・クロスビー 加部究
・なぜ、広島の新スタジアム問題は紛糾したのか?◇藤本倫史
・【シリーズ:守備のセオリーに反するサムライたち 第11回】日本VSシリア「5度の危機」真の要因◇フランチェスコ・マクリ、宮崎隆司
・Hard After Hard vol.49 西村卓朗〈前編〉 Jクラブの強化部長として目指すもの◇大泉実成
・ブラッターに最も近い日本人 元電通専務・高橋治之が語る真実 最終回「去りゆく怪物たち」◇田崎健太
・チェーポの本音対談 vol.7 鈴木啓太
……ほか