「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J3第9節グルージャ盛岡戦 油断は要らない。来ている流れを確実に引き寄せるための勝利を。

勝ち切れるチームが強いチーム

 

まだ栃木SCは何も手にしていない。

このプレビューで言いたいことは、この一言に尽きる。

 

確かに昨日のトレーニングはよく声が出ていた。コーチングをする選手たちの激しい声だ。監督も選手もチームの雰囲気が良くなっている手応えを感じているし、そう口にしている。

 

しかし、まだ何も手にしていない。 

わずか3試合前には鹿児島相手にほとんどボールをキープされる失態を演じたばかり。2試合前にはFC東京U23に主審のミスジャッジもあり、勝ちきれずにドローに終わっている。前節は大分相手に2ゴールを奪って勝ったが、GK吉満大介のビッグセーブ3本がなければ勝負がどう転んでいたかわからない。

 

栃木はまだ何も手にしていない。まだ連勝した経験がない。それが現在地だ。

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