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「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料記事】【レポート】ヴェルフェたかはら那須 前期は3位フィニッシュ「まだまだ成長できる」(堀田監督)

東京23戦は完全アウェーの洗礼

 

第50回関東サッカーリーグ(KSL)1部は、29日までに前期が終了。前期第8節で2位に浮上したヴェルフェたかはら那須は28日、東京・江戸川区陸上競技場で東京23FCと対戦、0-2で敗れて3位へと一歩後退して前期を折り返した。

2連敗中の東京23との前期最終戦を勝利で締めくくりたいヴェルフェだったが、この日もメンバーのやりくりに苦慮。前節のジョイフル本田FC戦同様、2人のMFが最終ラインに入りキックオフを迎えた。

 

ジョイフル戦では、堀田利明監督の「バクチ」がはまり、立ち上がりに奪った1点を集中力あるプレーで守り切って勝利を導いた。しかし、この日は、1,100人の観客が詰めかけたスタンドから、ホームの東京23への熱い声援が響きわたり、ヴェルフェイレブンは、完全にアウェーの洗礼を受けた中でのプレーを余儀なくされる。

その雰囲気にのまれたこと、加えて、3連敗したくない東京23の気迫にも気後れした感があったヴェルフェは、球際の厳しさにも欠けて立ち上がりから相手にペースを握られた中、前半4分、DFラインの背後を取られて先制点を奪われる。押し込まれる状況が続きながらもその後の失点は防いでいたが、終了間際の43分、ゴール前でのボール処理のミスを突かれて2点目を失ってしまった。

それでも、2点追って迎えた後半は、ヴェルフェらしいプレーを取り戻した。「ハーフタイムに喝(かつ)を入れられた」(小林庸尚主将)選手らは、積極的にボールに向かう。前線にボールを運んで敵陣深く攻め込み、東京23ゴールを脅かすシーンを何度か演出。残念ながら、最後まで得点には結びつかなかったが、守りでは、FW神村秀斗が左サイドバックに回ってプレーするなど、堀田監督の思慮を重ねての策が奏功、東京23に追加点を許すことなく試合を終えた。

 

まだまだV圏内

 

「気持ちで相手が上回っていた」と東京23戦を振り返る堀田監督。「バクチ」が成功して勝利した前週から連勝とはならず、「だましだましは、いつかはばれる。(選手の状態などを)もっとフラットな目で見なくてはいけなかった。ジョイフル戦の勝利がプラスになってない」と自身を戒めるように話した。

守護神の小林主将も「(試合への)入りがすべて。会場の雰囲気も影響したのか、プレーが不安定だった。注意しなくてはいけない(前半の)立ち上がりの5分と残りの5分での失点は、一番やってはいけない。自分たちが前節までの8試合でやってきたことをやられた」と険しい表情を見せた。

 

ただ、ヴェルフェらしさを取り戻した後半については「(前半からの)気持ちのリセットができ、危機感を持ってプレーしてくれた」と堀田監督は選手たちの奮闘を実感。第52回全国社会人選手権大会関東予選を挟んで迎える後期に向けては、「うちの選手は、まだまだ成長できる部分がある。自分たちが挑戦者であるとの思いを忘れず、常にチャレンジすることを怖がらずプレーし、最終的に1位になってくれればいい」とチーム全体に気合を再注入するように言葉を残した。

 

ヴェルフェは、前期を終わって5勝2分け2敗。他2チームとともに勝ち点17で並ぶが、得失点差により2位が横浜猛蹴、3位がヴェルフェ、4位が東京23。7勝2敗で勝ち点21のVONDS市原FCが首位に立っている。

市原とは勝ち点4差があるものの、ヴェルフェがまだまだV圏内であることは間違いない。チーム力に磨きをかけて後期を迎え、「共闘共感」の下で巻き返しを図り、「関東制覇」の目標が達せられることを願って、今後の戦いも見守っていきたい。

(文・写真 永島一顕)

 

◆東京23FC戦の出場メンバー

GK①小林庸尚

DF②箕輪圭祐

DF㉗高野修栄

DF⑥秋谷直紀(MF)→77分FW⑭阿久津草太

DF⑰東郷慎(MF)→32分DF③上沢拓也

MF⑧髙橋祐樹

MF⑩小野優二

MF⑮小林俊介

MF⑤益子義崇

FW⑲神村秀斗

FW㉙森本恭介

※()内は登録ポジション

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