「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【オフレポVol.2】栃木SC ”父親”廣瀬浩二の子育て観。「簡単にあきらめる子にはしたくない。やると決めたことはやり続けてほしい」

「優勝してJ2昇格」の目標を掲げ、J3での戦いに挑んでいる栃木SC。そのチームをけん引するのは、3季連続で主将を務める廣瀬浩二。ピッチを縦横無尽に走り、常に声を張り上げてチームを鼓舞する姿はファンを引きつけ、移籍7季目を迎えた今、すっかり「栃木の顔」。その廣瀬主将も、ピッチを離れれば主(あるじ)として家族とともに過ごし、家族は彼の支えにもなっている。(文 永島一顕)

 

「もっとたくさん目がほしい(笑)」

 

シーズン中ほぼ毎週ある公式戦後、練習もなく家族と過ごすことができるオフの一日、廣瀬主将は「(試合に)勝って迎えるのと負けて迎えるのでは全く違う」と話す。

それでも、試合の結果にかかわらず、家族は自分を温かく迎え入れてくれる。

「勝っても自分が納得いかないプレーがあり、『あのとき、ああしとけばよかった』との思いがストレスになることもあります。自分は結構女々しいので(笑)。だけど、自宅に戻って家族で過ごしていると気持ちが晴れます。プレーに対するモヤモヤが消え去るわけではないけど、家族と過ごす時間は気分転換にはなる」

妻と2人の子どもが待つ家庭に戻れることは、何事にも代えがたい。

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