【無料記事】【レポート】栃木SCユース 全力を尽くすもガンバに及ばずGL敗退 クラブユース選手権GL G大阪戦
終盤に反撃、 全力を尽くすも及ばず
栃木SCユース 0-2 ガンバ大阪ユース
クラブユース選手権グループリーグ最終戦、栃木SCユースはガンバ大阪ユースと対戦。引き分け以上でGL突破が決まるG大阪に対し、栃木SCは勝てば逆転の目(札幌―名古屋の結果次第)が出てくる状況での試合となった。
会場の富士見公園グラウンドは一昨日の雨が未だに残り、一部に水溜りまでできている不良状態。お互いボールコントロールに苦慮する状況での一戦となった。15分、エリア直前でFKを得たG大阪。キックは壁に当たるが、こぼれ球を押し込まれて失点。やや押され気味で進む前半であったが、栃木もMF手塚貴大の正確なパスからアタッカー陣を裏に走らせて押し返す。
0-1で折り返した後半5分、G大阪の10番食野亮太郎の右足シュートが決まり、2-0。すで2種登録され、J3でも出場経験のあるエースの得点が栃木を突き放す。
栃木はMF本庄竜大、MF苅部達哉と運動量のある選手を続けて投入し、徐々に反撃に出ていく。そしてラスト10分の段階でFW小池巧真を投入。その小池が再三シュートを放つが、いずれも相手GKのファインセーブに阻まれた。
栃木SCユースは最後の最後まで全力を尽くしたが、なお及ばず。今回32チーム唯一の初出場となったクラブユース選手権を、グループリーグ3位で去ることとなった。
栃木SCユースの今大会の挑戦はここで終わりましたが、県リーグ戦、Jユースカップとまだまだ彼らの戦いは続きます、そして何より、本当の戦いはプロになってから。いつの日か、この経験を糧として振り返れる日が来ることを願います。
(文 編集部スタッフ)
PickupPlayer 小池巧真(3年)
シュート意識の高い、FWらしいFW。身体は大きくはないが、パワーのあるシュートを放ち、空中戦の位置取りにも長けている。