「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J3第24節FC琉球戦 原点回帰が求められる一戦。攻守ともに相手に向かっていけるか。

地元凱旋試合となる古波津辰希のモチベーションは上がっている。出番はあるか。

地元凱旋試合となる古波津辰希のモチベーションは上がっている。出番はあるか。

 

攻守ともにアグレッシブに、チャレンジャー精神で向かっていけるか

 

原点回帰が求められる一戦だ。

栃木はこの二戦、先制されている。前々節はCKから、前節は前半30分過ぎの一定の時間帯に隙が生まれてしまった。

連勝を重ねているときは生まれていなかった隙、と書けば語弊があるだろう。連勝を重ねているときも、その実、多少の隙は生まれていた。

前節、堂安律が先制ゴールを決めたときと同様、ファーストDFのアプローチが効かずに、全体のラインが下がってしまい、リトリートして守らざるを得ない状況はいくらでもあった。

 

しかし、最後の最後で身体を張ってブロックしてCKに逃げたり、タイトな寄せで相手のシュートコースを限定したおかげでポストに弾かれたり、GK吉満大介がビッグセーブをしたり、そうやって失点を免れてきた時間帯やシーンは無数にあった。

 

もう一度その守備を実行すること。それが今節、相手の攻撃を封じ込めるカギになる。

横山雄次監督は「インテンシティを上げる」と表現したが、前節のレビューの言葉から持ってくれば「相手に向かっていく姿勢を出すこと」。

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