「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J2・J3入れ替え戦第二戦ツエーゲン金沢戦 相手をわずかでも上回って勝てばいい一戦。

シンプルに勝つことだけを考えたい

 

今朝は快晴だった。

見上げれば視界全体には青一色の、澄んだ、大きな空が広がっていた。

 

大きく息を吸って、気分を落ち着かせる。

だが、黙っていても程よい緊張感が身を包んでくる。期待と、不安とがない交ぜになってこみあげてくる。

試験の合格発表前ってこんな感じだったな、とふと思う。

 

明日、今季やってきたことのすべての結果が出る。

今季J3リーグを戦ってきた、その戦いぶりの合否が下される。

 

厳密にいえば、明日の試験を受けたうえで合否が明確に出るのだが、明日の第二戦にはこの1年間で積み上げたものがすべて出るものだと思っている。その意味で、明日の試合内容について心配はしてない。

第一戦同様、すべてを出し切れる、いい試合になると確信する。

 

J2J3入れ替え戦の第一戦で0-1で敗れた栃木は、第二戦を富山県の地で戦う。相手のホーム金沢の競技場は改修中でこうなった。

J2昇格のためには、最低1ゴールが必要。2ゴール以上で勝てば昇格が決定する。1-0勝利の場合は、15分ハーフ計30分間延長戦、それでも決着しない場合はペナルティキック合戦に昇格の行方は委ねられる。

 

つまり栃木は、引き分け以下ではダメだが、シンプルに延長やPK含めて勝てばいい一戦を迎える。

 

「最高の準備ができたと思う」

 

キャプテン廣瀬浩二はいう。

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