【無料記事】【レポート】ヴェルフェがCASAに逆転勝ち 栃木トヨタカップ天皇杯栃木県予選 第22回栃木県サッカー選手権大会一回戦
(文・写真 永島一顕)
第22回栃木県サッカー選手権大会一回戦はヴェルフェがCASAに逆転勝ち
第22回栃木県サッカー選手権大会は3月26日、県グリーンスタジアムで開幕し、1回戦で関東サッカーリーグ(KSL)1部のヴェルフェたかはら那須と県リーグ1部のFC CASA FORTUNA OYAMAが対戦。追いつ追われつの目の離せない展開となった試合は、ヴェルフェが3-2で逆転勝ちして準決勝進出を決めた。
ヴェルフェは前半13分、FW神村秀斗がゴール正面やや左寄りからFKを直接決めて先制。しかし、前半終了間際の43分、CASAは中盤で奪ったボールをヴェルフェDFの裏に通し、FW平井晋太郎がシュートを決めて1-1として折り返した。
後半、先に2点目を奪ったのはCASA。48分、DF佐道哲也からのボールが守りの裏にこぼれたところを平井が鮮やかなボレーシュートで再びネットを揺らしてリード。その後、一進一退の攻防を展開したが、3-6-1から4-3-3にシステムを変更したヴェルフェが徐々にボールをキープするようになり、途中交代で入ったFW阿久津草太が74分、DFラインの裏に抜け出してボールを受け、同点ゴールをゲット。90分には、CASAのシュートのこぼれ球から縦につなぎ、最後はFW森本恭介からパスを受けた神村が自身2点目となる決勝ゴールを奪い、ヴェルフェが逆転勝ちして準決勝進出を決めた。
ヴェルフェは4月2日、同所での準決勝でJFLの栃木ウーヴァFCと対戦する。午後1時キックオフ。
ヴェルフェたかはら那須・堀田利明監督 3-6-1のシステムでスタートしたが、組織としての理解が足りず対応が甘くなった部分があった。警戒していた選手に個でやられてしまい、ファーストディフェンスやボランチの動きに課題があり、もっとアラートしないと上のカテゴリーとの戦いは厳しくなる。(準決勝の)栃木ウーヴァ戦は、トレーニングマッチとは違ったシビアな試合になる。
FC CASA FORTUNA OYAMA・石川大監督 悔しい。やっていること自体は間違っていなかった思うが、自分の(選手交代の)動きが遅かった。攻めていた時に3点目が取れていれば…。新戦力も加わり、チームも活性化されており、今季は関東リーグ、全国社会人大会等を目指して戦っていきたい。
◇1回戦結果
ヴェルフェたかはら那須3-2(前1-1、後2-1)FC CASA FORTUNA OYAMA
◆ヴェルフェたかはら那須の出場選手
GK①小林 庸尚
DF②箕輪 圭祐→90+2分MF㉕平山 起光
DF㉗高野 修栄
DF⑥秋谷 直紀
MF⑦高秀 賢史→80分FW㉚鈴木 大葵
MF㉖佐藤 秀人→53分FW⑭阿久津 草太
MF⑮小林 俊介
MF⑰東郷 慎→90+4分MF㉔岸田 茂樹
FW㉙森本 恭介
FW⑪関 敏史
FW⑲神村 秀斗
◆FC CASA FORTUNA OYAMA
GK㉟平井 健太郎
DF③石塚 雄志→90+3分MF⑰沼尾 広之
DF㉓森永 玲央
DF④佐道 哲也
MF⑲阿部 琢久哉
MF㊻石川 貴哉
MF⑬篠原 和貴
MF㉔小高 良隆→90+3分MF⑯齋藤 瑠慰
MF⑧濱岡 和久
FW㊴平井 晋太郎
FW⑩手塚 康友→77分MF⑪市川 稔