「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【インタビュー】栃木SC 菅和範に天皇杯県予選敗退後のツイートの理由を訊く。「あのゲームを『J3がJFLに負けた』という問題で終わらせてはいけない。もっと根本的なところの話だと思う」

9日の天皇杯県予選決勝で栃木ウーヴァに敗れたあと、菅和範は自身のツイッター上でこう呟いている。以下、引用する。

UVA戦で感じたこと。今まで栃木SCを築き、支えてきた方々の想いをもう一度自分たちの中に入れていかないといけない。ゴール裏、スタンドの皆さんからの声、胸に響きました。 #共に #目標に向かって #ブレずに進みます

今日、このツイートの真意を本人に聞いた。

 

栃木SCの選手たちは、自分も含めて、一人のサッカー選手として、一人の人間として、もっと成長しないといけない

 

「今まで栃木SCを作ってきた人たちがいるので、その気持ちを汲んで戦わないといけなかったと感じたので、ああいうツイートになりました。あのゲームを一つの予選敗退、J3がJFLに負けた、という問題で終わらせてはいけなくて、もっと根本的なところの話だと思うんです。一つひとつのゲームをもっと気持ちを込めて戦わないといけないと感じたし、相手の若林さん(学、元栃木SC)のプレーを見たり、サポーターの反応だったり、色々なものを見聞きしたうえで、栃木SCはもっと誇りをもって戦わないといけないと感じました。あの敗戦で気落ちしている場合ではなくて、これまで栃木SCを支えてくれた人たちの思いをもって、それを誇りにして、今後はリーグ戦を闘わないといけない。だから、あのときの表彰式を含めて、僕らはもっとグッドルーザー(潔く負けを認めること、またはその態度)じゃなければいけなかった。栃木SCの選手たちは、自分も含めて、一人のサッカー選手として、一人の人間として、もっと成長しないといけないと感じたシーンでした」

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