「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【OB探訪】ウーヴァ若林学が語る、トチエスへの変わらぬ思い。

4月9日の天皇杯県予選決勝後、古巣栃木SCのサポーターへ挨拶をする若林学(栃木ウーヴァ)。(写真 永島一顕)

 

どうしてもトチエスと戦いたかった

 

4月22日、若林学に会いに行った。栃木県グリーンスタジアム。天皇杯一回戦。

この日、若林が所属する栃木ウーヴァは、天皇杯一回戦を戦い、6対1で快勝、2回戦進出を決めた。若林は前半のうちに1ゴール、1アシストの活躍をすると、後半は若手に出場機会を譲るようにベンチに退いた。 

2回戦は621日、等々力競技場でJ1川崎フロンターレと対峙する。

 

「川崎戦は楽しみですけど、僕よりも若手のほうが楽しみなんじゃないかな。まあでも僕も楽しみです。ほら、米さん(米山篤志、元栃木SC)がコーチをしているでしょう?」

 

試合後、取材ミックスゾーンに現れた若林と話ができた。ミックスゾーンに現れたのはウーヴァの選手のなかで最後だった。入念に身体のケアをしてから出てきた、という感じである。 

 

「この前、トチエス(栃木SC)で一緒にプレーした落合(正幸)に連絡をとったんですよ。天皇杯二回戦で米さんに会えるようにまず一回戦がんばるわって。米さん、ちょうど(指導者)S級資格も取ったじゃないですか。これで二回戦で会えるんでね、楽しみしかないですよ。相手のベンチに知り合いがいるわけだし、俺はまだやってんだぞ、まだできるんだぞ、というのを見てもらいたいんで、楽しみしかないですよ」

 

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