「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J3第18節SC相模原戦 ようやく出てきた「危機感、鬼気迫るもの」の芽。

2017明治安田生命J3リーグ第18節

2017年7月22日18時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 4,355人
天候 曇り、無
気温 28.1℃
湿度 79%
ピッチ 全面良芝、乾燥

栃木SC 1-0 SC相模原
(前半1-0、後半0-0)
得点者:20分 牛之濱拓(栃木)

<スターティングメンバー>
◆栃木SC
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 26 夛田 凌輔
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 7 菅 和範
MF 21 牛之濵 拓
MF 11 岡﨑 建哉
MF 16 仙石 廉
MF 14 西谷 和希
FW 13 上形 洋介
FW 20 藤沼 拓夢

控えメンバー
GK 1 竹重 安希彦
DF 17 福岡 将太
MF 2 西澤 代志也
MF 38 宮崎 泰右
FW 19 服部 康平
FW 27 榊 翔太
FW 8 廣瀬 浩二

監督 横山 雄次

66分 牛之濱→宮崎 78分 藤沼→服部 88分 西谷→福岡

 

攻め込まれ続けた辛勝が意味するもの

 

中断前最後の試合となった後期初戦。勝点3だけを求めた試合。栃木は不格好ながら1対0で勝ち切った。内容よりも結果だ結果だと連呼してきたのだから、貴重な勝点3を掴んだといえる試合だ。他会場の上位は首位秋田以外すべて勝っている。ドローだったら恐ろしいことになっていた。これで次に繋がった。

 

ゲームは7分にGKジョニー・レオーニがビッグセーブをしたシーンから幕開け。

熱戦を予感させる立ち上がりだったが、一人テンパってしまっていたのは選手の誰でもなく、主審の長谷拓だった。

13分、まず辻尾真二に一枚目のイエロー。続いて16分、夛田凌輔にイエロー。この辺り、軽々にイエローを出し過ぎだったのではないか。選手との会話を通じてイエローを出さずに済んだシーンのように思えた。

ピッチは徐々にヒートアップ。17分、岡根直哉が夛田凌輔の胸ぐらを掴んでイエロー。19分、菊岡拓朗がアフタータックルでイエロー。

 

主審がゲームコントロールできていないからこうなる。元栃木組が悪く見られるのが残念だ。でも汚いファウルだったけど。

 

主審だけが混乱に陥るなか、冷静に先手を取ったのは栃木だった。20分、菅和範がゴール前に蹴り上げたボールに牛之濱拓が反応、相手ゴールエリア内に落下したボールにダイレクトで合わせ、先制に成功した。

 

牛之濱拓は今季2ゴール目。442の右サイドハーフという、盛岡時代に結果を残してきた本職ど真ん中のポジションで結果を出した。よほど右サイドハーフとの相性がいいのか。

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