「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【プレビュー】栃木SC J3第20節グルージャ盛岡戦 大事なのはパスを回すことではなく、ゴールを奪って勝つことだ。

盛岡時代の主戦場だった右サイドハーフで水を得た魚のごとく、本調子を取り戻した牛之濱拓。古巣相手に結果を付けるか。

8月26日土曜日。栃木SCJ3リーグ第20節グルージャ盛岡戦を戦う。現在、栃木SCは9勝6分3敗、勝点334位。対戦相手のグルージャ盛岡は3勝6分9敗で勝点15、16位。前回対戦は12節、栃木が西谷和希、上形洋介のゴールで2対1で勝利した。今節のキックオフは18時、栃木県グリーンスタジアムにて。(順位は前節終了時)

盛岡のパス回しにいかに反応するか

 

ネイツ、藤沼の新加入組の2ゴールで快勝、連勝。

いい波に乗り始めているが、ここで相手は盛岡である。

盛岡にはボールを回されるイメージしかない。なので、十分気を付けて、心して戦わないといけない。

 

相手にボールを回されながらも、西谷和希の個の突破と、GKジョニー・レオーニのスーパーセーブ連発で2対1で勝利した前回対戦(611日)のレビュー記事の冒頭にこう書いている。

 

『盛岡のビルドアップに対して、栃木は前線3枚のプレスがはまらず守備が後手後手の状況に陥ってしまう。

「前3枚と中盤4枚の守備がバラバラだった」

「どこでプレスをかけていいのかわからずに前半が終わってしまった」 

1トップ上形洋介が振り返る。

盛岡は3バックにボランチが絡み、あるいは、適宜シャドーの選手まで降りてきて、うまく数的優位と三角形を作って栃木の前線3枚のプレスをいなしながら、栃木の第一線の守備を突破した。互いの距離を極限まで近づける、ショートパスを駆使する盛岡らしいビルドアップだった』

 

これをさせてはいけない。

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