「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【レビュー】栃木SC J3第21節ブラウブリッツ秋田戦 痛恨ドローだが、下を向いている場合じゃない。

2017明治安田生命J3リーグ第21節

2017年9月3日15時キックオフ あきぎんスタジアム
入場者数 2,461人(うち栃木サポーターはゴール裏に70人、メインスタンドに100人、合計約170人)
天候 晴れ、中
気温 23.3.℃
湿度 52%
ピッチ 全面良芝、乾燥

ブラウブリッツ秋田 1-1 栃木SC
(前半0-0、後半1-1)
得点者:81分 牛之濱拓(栃木)、90+5分 田中智大(秋田)

<スターティングメンバー>
GK 15 ジョニー レオーニ
DF 26 夛田 凌輔
DF 4 広瀬 健太
DF 5 尾本 敬
DF 7 菅 和範
MF 21 牛之濵 拓
MF 11 岡﨑 建哉
MF 16 仙石 廉
MF 14 西谷 和希
FW 13 上形 洋介
FW 25 ネイツ ペチュニク
控え
GK 1 竹重 安希彦
DF 22 メンデス
DF 29 川田 拳登
MF 2 西澤 代志也
MF 38 宮崎 泰右
MF 10 杉本 真
FW 8 廣瀬 浩二

横山雄次監督

63分 上形→川田
87分 ネイツ→西澤
90+4分 西谷→廣瀬

 

修正した後半は数多くのチャンスを作って先制もしたが……

 

前半は奪ったボールをすぐに失うとか、攻撃時に不用意な奪われ方をしてカウンターを受けるとか、全体に不安定な戦いぶりだった。

「もっと奪ったボールをDFラインから繋ぐ意識を持たないといけなかった」(尾本敬)

しかし、この日良かったのは前半の課題を後半に修正してピッチで表現できたこと。後半の栃木はDFラインから繋ぎながら相手を押し込み、サイド攻撃を中心に再三チャンスをつくっていく。

 

47分、右サイド自陣でのスローインから、夛田凌輔、牛之濱拓、上形洋介がサイドを崩し、夛田がクロス。中央でネイツ・ペチュニクがボレーで合わせるもブロックされた。

前半の攻守が目まぐるしく変わる展開ではネイツはハーフウェイライン付近でポストプレーで溜めを作るのがやっと。チームでボールを保持して相手を押し込んだからこそのネイツのボレーだった。やはり、こうやってネイツが中央にいる強みを活かさないと。ああいうクロスをもっと増やさないと。

 

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